286話 ページ37
「どうする！？疑いたくねえけど、Qタロウ、ソウ、ケイジ、お前ら三人はちょっと怪しいよ…」
「ま、待てよ！もう一人くらい怪しい人間はいないぜよ！？」
「困るね…三択で絞られちゃうと、それだけ選択肢が狭くなると思うけど。」
皆の表情が曇る。
誰かを疑う気力も、時間も残ってはいなかった。
そんな中、ギン君が発した一言。
「また誰かを疑うワン…？だったら、予選投票で落とす人を考えた方がマシだニャン…」
「！…そうだな、いい案だ、ギン。」
「本当ワン…？」
「予選投票で、投票されず落選した場合…もう選ばれないから、嘘をつく必要がなくなるんだ！」
「最高の味方ができるってことか…！！」
そしてそれぞれ、誰を落とすべきかを話し合うことになった。
推理が頼りになる、情報を引き出すべき、身代の可能性が高い、生きていて欲しい。
色々な理由はあるが、特にサラさんを落としたい人が多いみたいだ。
「Aは誰を落選させればいいと思う？」
『えっと…ソウさんと、Qタロウさん…後はカンナちゃんでしょうか。』
「どうしてその三人なんだ？」
『ソウさんとQタロウさんはまだ何か隠してることがありそうなので。カンナちゃんは……すみません、私情です。私がカンナちゃんに生きていて欲しいだけです。』
「！…そうか。」
私の言葉に、少しサラさんの表情が柔らかくなる。
それの返し方が分からなくて、思わず目線を逸らした。
「…ちょっと待つぜよ、さっきメインゲーム直前にカード交換があったって言ったか…！？」
「え？えぇ…」
「ってことは…そうぜよ…もしかしたら…！」
いきなり叫んでいきなりぶつぶつと何かを言い始めたQタロウさんに、私たちは首を傾げる。
そういえばQタロウさんは気絶してたから、交換のことを知らなくてもしょうがないのか。
そんなことを思っていると、彼は驚くべきことを口にした。
「身代を持ってるやつが分かっちまった…！」
『え……！？』
思わず声を上げたのは私だけじゃない。
声は上げなくても目を見開いたりぽかんとしたり、皆何かしらのアクションを示していた。
「Qタロウ……」
「分かってる！」
え？いや、何も分かってない。
何かQタロウさんとケイジさんの間でメッセージが交わされたけど、ついていけずに置いてかれていく。
「皆、よく聞けよ！俺は＿＿＿＿＿＿＿鍵番ぜよ！！」
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ルイ(プロフ) - なうなうみるきぃさん» いつもありがとうございます！把握です！ (2022年11月24日 20時) (
レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - さとりさん» 私的には同じ日に1話ずつ投稿するという風に考えております！ (2022年11月24日 20時) (レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
なうなうみるきぃ(プロフ) - いつも作品読ませてもらってます！自分的には片方ずつ進めてほしいです。 (2022年11月24日 19時) (レス) @page18 id: 11bb46ad6e (このIDを非表示/違反報告)
さとり(プロフ) - 並行というのはその日カンナちゃんを書いて次の日にソウさんを書くということでしょうか？もしそうなら私は片方ずつを希望します。 (2022年11月24日 19時) (レス) @page18 id: efc4d587e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2022年11月9日 17時
