251話 ページ2
「秘密の部屋…急いで探した方がいいニャン？」
「あ、あぁ。探さないとな…」
「…あの…私、心当たりがあります。」
控えめに手を挙げるナオさんに、私はパッと顔を明るくさせた。
『本当ですか…！なら、善は急げです。連れて行ってもらえませんか…？』
「ちょっと待ってください！何故ナオさんが…？」
流石にこのまま流されてくれなかったか。
まぁある程度怪しんでくれた方が対立しやすいし、別にいいか。
「ええっと、ある人に教えてもらいまして…」
「ある人って…？」
「それは、言えません…でも、私を信じてください、サラちゃん。」
ニッコリと綺麗な笑顔を見せるナオさんにサラさんが迷っている。
追い打ちをかけておくか。
ここで停滞するのはいただけない。
『サラさん、行かないんですか？』
「い、いや…行こう。」
「……」
私たちのやり取りをギン君が不安そうに見ていたけど、少しだけ辛抱してほしい。
そうして私達はナオさんを先頭に、ロビーへと向かった。
「サラちゃん…！」
「あ……」
「…良かった、元気みたいだね。」
「ケイジさん…」
サラさんに身代が交換された時、一番に心配していたのは彼だった。
そういえばケイジさんは、初めて会った時からサラさんのことを擁護…というか、サラさんの味方についていた気がするけど……何か理由があるのかな。
「あの、私たち少し急いでまして…」
「…オーケー。じゃあまた後で。」
まぁ、私はケイジさんのこういうところを尊敬している。
私たちは彼の目に怪しく映っているだろうけど、身を引いてくれるその姿勢が大人だと思う。
そんなことを思っていると、嫌な視線を感じた。
『…ガシューが見てます。なるべく自然に行きましょう。』
「はい、荒れた廊下の方です…」
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ルイ(プロフ) - なうなうみるきぃさん» いつもありがとうございます！把握です！ (2022年11月24日 20時) (
レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - さとりさん» 私的には同じ日に1話ずつ投稿するという風に考えております！ (2022年11月24日 20時) (レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
なうなうみるきぃ(プロフ) - いつも作品読ませてもらってます！自分的には片方ずつ進めてほしいです。 (2022年11月24日 19時) (レス) @page18 id: 11bb46ad6e (このIDを非表示/違反報告)
さとり(プロフ) - 並行というのはその日カンナちゃんを書いて次の日にソウさんを書くということでしょうか？もしそうなら私は片方ずつを希望します。 (2022年11月24日 19時) (レス) @page18 id: efc4d587e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2022年11月9日 17時
