77話 ページ28
「ニャン！？」
カンナちゃんが、いきなり賢者だとカミングアウトしたのだ。
「占いの結果…ソウさんが鍵番でした。」
『(今のタイミングで、ソウさんの作戦か…)』
「お…おい……」
カンナちゃんの発言に、レコさんが引き攣った声を上げる。
すると直ぐに、違う人の声。
「いえいえ、私が賢者ですよ。サラさんが鍵番でした。」
『(え…カイさん、も？)』
なんと、決選投票に選ばれた三分の二の人が自分は賢者だと言っている状態だ。
「もう頭がグチャグチャワァーーン！！」
「うふふ、あと八分ですよ…皆さん、あはは。」
ギン君を筆頭として混乱する私達に、ホエミーは楽しそうに告げた。
「オーケーだ。六人は発言を止めてくれ。ここはおまわりさん達で話し合おう。」
「急げ！時間がねーぞ！！」
ええっと、まず……カンナちゃんが賢者を名乗ったのは、きっとソウさんの作戦だから、カンナちゃんは賢者から除外できる。
問題はジョーさんとカイさんだ。
偽物だった場合、どうして嘘をつく必要があるのかを考えてみよう。
まず共通して言えるのが、身代だから嘘をついた。
選ばれるために賢者を騙った可能性だ。
これは最も高い可能性だと思う。
さらにジョーさんの場合、サラさんを助けるために嘘でも宣言する可能性も考えられる。
まぁ、もしあのメールの通りカイさんが千堂院家に忠誠を誓ってるなら、カイさんにその可能性がないとも言えないけど…
そんなことを考えていると、ケイジさんが口を開いた。
「ソウとカンナが組んでるのは間違いない…」
「け、ケイジ！カンナが悪巧みなんて無理だって！」
『(まぁ、ケイジさんが正解なんだけど…)』
「カンナは…あのニット帽に利用されてるんだ！切り捨てる気なんだ！選んじゃダメだ！」
『(あ、うん。利用されてるの方が近いかも……)』
「最後に役職を言ったロン毛エプロンが怪しいワン！」
「ジョーを信じたが、あいつ本当に賢者か！？」
「うふふ、残り3分でーす。」
皆が意見を出したが、中々まとまらない。
私の頭もうまく回らなくて、焦ってきた。
「賭けるか…」
『？』
そんな時にケイジさんが何かを呟いたようだけど、よく聞こえなかった。
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ルイ(プロフ) - ライさん» そう言っていただけると凄く嬉しいです！応援もありがとうございます！これからもぜひ楽しんでください！！ (2022年7月27日 8時) (
レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！！ストーリー大好きです…！キミガシネの小説の中でもトップに入るぐらい好きです…更新も早いし一話一話のストーリーも面白いし…これから主様のペースで頑張ってください！ (2022年7月27日 1時) (レス) @page23 id: 6b805845e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - kajtuuwnさん» すみません、迂闊でした…教えていただき、ありがとうございます (2022年7月15日 23時) (レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
kajtuuwn(プロフ) - オリ/フラ立ってます。外して下さい (2022年7月15日 20時) (レス) @page1 id: 08bd233888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2022年7月15日 19時
