65話 ページ16
「ロシアンルーレットだって、サラ達がいたから無事に済んだぜよ！」
「サラ姉ちゃんは僕を檻から出してくれたニャン！お前弱そうなのに生意気だワン！」
「ちょ、ちょっと待ってよ…そういう話じゃ…」
レコさんに続いて、Qタロウさん、ギン君がサラさん達を擁護する。
「念のために聞くけど、メールの内容見間違えじゃないよね？」
ケイジさんの冷たい視線が、ソウさんを射抜いた。
｢あ、あれ？えっと…お、おかしいな…みんなどうしたのさ…冷静に考えてよ……ほ、ほら！カイさんとナオさんの行動は証明されたんだ！ボクは殴られて…タンコブまで作って…今ボクを疑うのは筋違い…だよ。こんなの変だよ…な、なんでみんなサラさんの方を信じるのさ…」
「…フン、哀れだな。どうやら信頼の差が天と地ほどあるみたいだぞ。」
トドメは、アリスさんが言ったその一言だったと思う。
「なんだよそれ！」
ソウさんは珍しく声を荒げた。
「みんな目を覚ましてよ！ボクはボクは正しいことを…」
『(……ソウさんが、間違ってる？)』
いいや、違う。
おかしいのは皆の方だ。
わからない。
何故みんながサラさんをこんなにも信用するのか。
何故信用できるのかがわからない。
ちょっと優しくされて、少し助けられたくらいで。
人はそう簡単に、人を信じられるものなの？
どうして、どうして、どうして。
誰か私に、教えて欲しい。
『(ソウさんに言われた…僕と敵対して欲しい、って……でも、私が今ここで反論しないのは、おかしいよね？)』
全部言い訳にして、私は口を開いた。
『…ソウさん、間違ってません。』
「！」
「え…？」
『少なくとも、そのメールの内容は本当……ソウさんは、正しいことを言ってます。』
「……君も、パソコンのメールを見たってことかな。」
ケイジさんの言葉に、小さく頷く。
『…私の言ってること、信用しなくてもいいです。皆サラさんのことを信用してるだろうし、信じたいだろうし……こんな言葉、皆は望んでないでしょうけど…言います。＿＿＿私はサラさんも、ソウさんも…どっちも信用してません。』
「！」
「…」
私の言葉を聞いて、サラさんとソウさんがそれぞれ反応した。
人間性が見えて、少し面白いな……
というか、考えてることがクズみたいだな、私。
『(……なんて、ただの現実逃避か。)』
まだ、言わなくちゃいけないことがある。
一度深呼吸して、口を開いた。
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ルイ(プロフ) - ライさん» そう言っていただけると凄く嬉しいです！応援もありがとうございます！これからもぜひ楽しんでください！！ (2022年7月27日 8時) (
レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！！ストーリー大好きです…！キミガシネの小説の中でもトップに入るぐらい好きです…更新も早いし一話一話のストーリーも面白いし…これから主様のペースで頑張ってください！ (2022年7月27日 1時) (レス) @page23 id: 6b805845e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - kajtuuwnさん» すみません、迂闊でした…教えていただき、ありがとうございます (2022年7月15日 23時) (レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
kajtuuwn(プロフ) - オリ/フラ立ってます。外して下さい (2022年7月15日 20時) (レス) @page1 id: 08bd233888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2022年7月15日 19時
