63話 ページ14
「全部読みたかったよ。ナオさんに頭をガツンとやられなければ…うぅ…」
「何て書いてあったのかな…？」
ケイジさんの疑問に、ソウさんはニヤリとして答えた。
「よーく覚えているよ。〈予定通り、17名の確保が完了しました〉ってね。」
その言葉に皆が驚愕するのを見ながら私は考える。
『(……今思えば、17名はおかしい。)』
あの黒板に書いてあったのは全部で21の名前。それで全員ならこのゲームに参加したのは21人。
今の人数は12人だし……人数が全く合わない。
イレギュラーが存在する…って、こと？
「ボクが読めたメールは4件。すべてカイさんから何者かに送ったメールで…宛先は全部違うアドレスだった。それも暗号の様にぐちゃぐちゃなアドレスで…たぶんそれは誰に送ったかわからなくする為のセキュリティ対策だろうね。古い物から順に思い出すよ、いいね。」
ソウさんは見たメールの内容を皆に伝える。
【予定通り17名を確保しました。念のため、デス・ゲームの実行日に誤りはございませんか？全ては順調に事が進んでいます】
【私もサラさんには深い愛情を感じております。絶対にお守りいたします。千堂院家にこの身を捧げる決心です】
【潮時ですね。もし、千堂院沙良の身に危険が及ぶなら貴方でさえ敵と考えて動きます】
【サラさんはゲームを楽しみにしています。お友達も参加することでしょう】
「とまあ、こんな内容だったよ。」
『(私の覚えてるのと同じ……このゲームはサラさんが中心になって起こってる…と、考えてよさそう。)』
「デス・ゲームって…ふざけるなよ！どう考えてもコレのことじゃねーか！」
「か…カイ！ウソだぎゃ！？お前さんが誘拐犯側なワケないよなぁ！？」
レコさんが怒りを隠しきれないというように叫び、Qタロウさんは信じられないという目でカイさんに訴える。
「なんだ…エプロン野郎と千堂院沙良。お前らは知り合いだったのか？」
「あの…まさか…お友達って…ジョーくん？」
「え？お…オレ？」
メールの内容を見るなら…アリスさんとナオさんの意見は、簡単に予想できる。
そしてソウさんは、ついに口にした。
「ボクなりに推理したんだ。カイさんがこのデスゲームを知ってたのは事実。誘拐犯側の人間さ…そしてもっと恐ろしいのは、サラさんもジョーくんも誘拐犯側だってこと。」
信じたくない、筋書きを。
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ルイ(プロフ) - ライさん» そう言っていただけると凄く嬉しいです！応援もありがとうございます！これからもぜひ楽しんでください！！ (2022年7月27日 8時) (
レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！！ストーリー大好きです…！キミガシネの小説の中でもトップに入るぐらい好きです…更新も早いし一話一話のストーリーも面白いし…これから主様のペースで頑張ってください！ (2022年7月27日 1時) (レス) @page23 id: 6b805845e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - kajtuuwnさん» すみません、迂闊でした…教えていただき、ありがとうございます (2022年7月15日 23時) (レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
kajtuuwn(プロフ) - オリ/フラ立ってます。外して下さい (2022年7月15日 20時) (レス) @page1 id: 08bd233888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2022年7月15日 19時
