60話 ページ11
「カイさんは脅迫を否定するんだね？」
「ええ、脅迫を受けてるなら最初に全てをお話するハズです。何故ならナオさんは私を庇う必要がないのです。アリスさんがレコさんを庇った時とは訳が違うのですよ。」
｢酷いです…酷いです、カイさん…！」
ソウさんの質問にカイさんは肯定し、ナオさんは酷いと言いながらカイさんを睨みつけている。
カイさんはそんなの屁でもないとでも言うように言葉を続けた。
「ナオさんは少しでも他人を巻き込もうとしてるのです。」
「違います！」
えっと……もし、カイさんが私達を殴るようナオさんを脅した場合……
そもそも何でカイさんはナオさんに私達を殴らせたんだ？
その目的がわからない。
もし恨みがあるなら自分で殴ればいいし…それに、さっきナオさんが言ってたカイさんの望みが気になる。
もし本当にカイさんが私達を殴るようナオさんを脅したなら……それがきっと、その目的……理由になるんだ。
「私に調理室は開けられません！」
それはナオさんが正しいと思う。
確かに調理室はカギが掛かっていた。
いつ開いたか知らないから確実とは言えないけど…ずっとピンクの部屋でミシマさんの傍にいたナオさんがカギを持っているとは考えにくい。
それにはサラさんも同調してくれた。
「ナオさんには調理室のカギは開けられない。それは信じていいと思います。」
「私にも無理です。それに、調理室のカギは2階の鉄格子の向こうにあったんですよね。私は2階に行ってないのです。どうやって置けと言うんですか？」
「2階にあった鍵は一階の階段を上ったまっすぐ先にあります。鍵は置いた、というより投げられた、みたいな形で落ちてました。鉄格子なら隙間を狙って投げられますよね。」
「…そうですか、分かりました。ですが、仮にナオさんを調理室に招いたとして私が脅迫できるとお考えですか？」
今度は脅迫する方法か……
脅迫……テレビのドラマとかではどんなことで脅迫してたっけ？
人質とか、知られたくない秘密……あとは、凶器？
そんなことを思っていると、サラさんが恐らく正解を言ってくれた。
「この長細い空の箱…中身の包丁は誰かに持ち出されていました…もし、カイさんが包丁を持っていれば脅しに使えますよね？」
あ、確かに。
調理室の包丁はまだ行方がわかってなかったよね。
カイさんが持ってるなら無いのも頷ける。
「では脅せたとして、何故ナオさんにソウさんとAさんを襲わせたんですか？」
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ルイ(プロフ) - ライさん» そう言っていただけると凄く嬉しいです！応援もありがとうございます！これからもぜひ楽しんでください！！ (2022年7月27日 8時) (
レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！！ストーリー大好きです…！キミガシネの小説の中でもトップに入るぐらい好きです…更新も早いし一話一話のストーリーも面白いし…これから主様のペースで頑張ってください！ (2022年7月27日 1時) (レス) @page23 id: 6b805845e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - kajtuuwnさん» すみません、迂闊でした…教えていただき、ありがとうございます (2022年7月15日 23時) (レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
kajtuuwn(プロフ) - オリ/フラ立ってます。外して下さい (2022年7月15日 20時) (レス) @page1 id: 08bd233888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2022年7月15日 19時
