51話 ページ2
「つーか…ナオさんはいつ、どこで調理室のカギを見つけたんですか？」
きっかけは、そんなジョーさんの問い。
どうやら話を聞いていると、調理室のカギは二階に落ちていたらしい。
もしナオさんの言うことが本当なら、鍵を開けて調理室に隠れていたナオさんが二階に置いてくることは出来ない。
｢…開いていたんです。」
「え？」
「あの時、調理室のドアが開いていました。だから…駆けこんで内側からカギをかけたんです。」
「じゃあ先に誰かが入ったんだニャン！そいつが包丁を持ってったワン！」
『(……不可能、ではないのかな？)』
「うーん…筋は通るかな…すごく怪しいけど。」
ソウさんのつぶやきで、ナオさんは切羽詰まったように言葉を連ねる。
「あ、怪しくなんてないです！わ、私何でも話します！」
「それじゃあ、調理室での行動を教えてよ、ナオさん。」
「私ずっと先生を…箱を抱えてうずくまってました…！一歩も動いてません！」
ソウさんに訴えるナオさん。
その言葉が、嘘には見えない……けど、それに反論したのは、ケイジさんだった。
「ウソを付いてるね、ナオちゃん。」
「え…！？」
「箱には何も入ってなかったよ…何もね。」
「え！？そ、そんなはずは…！！」
「本当です。ナオさん。」
ケイジさんの言葉にサラさんが同調し、ナオさんが混乱していく。
「なんでですか！？私は知りません！先生はずっと私と一緒でした…！どこへ行ってしまったんですかぁ！？」
「うーん、これは…演技なのかな…？」
取り乱すナオさんの様子に、流石にソウさんも確定で演技だとは言えないみたいだ。
「ナオはそんなヤツじゃねえ！消えた理由が…あるハズだ！」
レコさんがナオさんを擁護し、ケイジさんも少し考えながら言葉を発する。
「消えた頭部の謎か……ナオちゃんが演技だったとしても、ここでウソを付く理由がないんだよね。」
ケイジさんの言う通りだ。
ナオさんが消えた頭部の行方を知っていたとして……それを隠そうとする理由は、ないはず。
それにもし無くなったことに気づいたなら、ナオさんは調理室から出て意地でも探そうとすると思う。
あの時のナオさんは、きっと周りが見えないほど取り乱していて、冷静じゃなかっただろうから。
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ルイ(プロフ) - ライさん» そう言っていただけると凄く嬉しいです！応援もありがとうございます！これからもぜひ楽しんでください！！ (2022年7月27日 8時) (
レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いています！！ストーリー大好きです…！キミガシネの小説の中でもトップに入るぐらい好きです…更新も早いし一話一話のストーリーも面白いし…これから主様のペースで頑張ってください！ (2022年7月27日 1時) (レス) @page23 id: 6b805845e1 (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - kajtuuwnさん» すみません、迂闊でした…教えていただき、ありがとうございます (2022年7月15日 23時) (レス) id: bd10cc1afe (このIDを非表示/違反報告)
kajtuuwn(プロフ) - オリ/フラ立ってます。外して下さい (2022年7月15日 20時) (レス) @page1 id: 08bd233888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルイ | 作成日時：2022年7月15日 19時
