4人の動画王子と夏の恋 02 (ページ24)

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電話を切った私は目的地のカフェまで急いだ。

「何でこんな時に各駅停車なの、、、それに人身事故で来るの遅いし、、、」

椅子に座って電車が来るのを待つ。

初めて会ったのはいつだっけ、、何をきっかけに話したっけ、、いつから意識してたのかな？もしかしたら会ったあの日からきっと「好き」だったのかもしれない。私は恋愛に無頓着だからたくさん喧嘩しちゃうかもしれないしたくさん謝ることしちゃうかもしれないけど、それでも私のこと好きでいてくれるかな？

【 2番線に電車が参ります】

夏休み私は貴方に会ってからたくさん楽しいこと教わったし驚かされたりもしたしその分思い出もある。

「お願い早くついて…」

１つ１つ。また１つ。

どんどん駅は近付く。

私の心臓はうるさくて隣の席の人に聞こえちゃうんじゃないかってくらい。

【次は自由が丘～自由が丘です】

もうすぐ着く。そしたら私は答えを返す。

電車から降りて走る私。

改札口を出るとあと少しで目的地のカフェ。

「私も好きです。って言えばいい。それだけ。」

カフェの前に着いて私は少し息を整えてカフェに入る。

「いらっしゃいませ～」

キョロキョロすると奥の方から

「ゆうなこっち～」

手を振る彼の元に私は近寄って静かに座った。

「あの…お話があって……」