見知らぬ場所 ページ2
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目を開けると、灰色の天井。
横はカーテン。
すぐにここは、保健室だとわかった。
しかし、ここは保健室と言うには不潔だ。埃っぽいのだろうか、白い床が、薄い灰色に染まっていた。
Aはここにいては、まずい。と、本能的に思ったのか、さっきから痛みが続いていた体を起こす。
目覚めてから、体のあちこちが痛む。
横にあったカーテンを開けると、眼下に黒ずんだ血痕が、あった。
それも充分アレなのだが、もっと気になるのが一つ。
「(なんか、黒い物体が動き回っているんですけどーー⁈)」
すぐに顔を逸らす。
多分、見えちゃいけないヤツだよ。これ。
顔を逸らしたAはここがどこか気がついたようだ。
ここは、廃校のようだった。
ギシッやバギィなどの音が聞こえてくる。人がいるのだろうか。
なんでこんなとこに、人がいんだよ。肝試しに来たどっかの中学生かよ。など思っていると、後ろから、
「ビキャツ‼」
……。
「ビギャギャッ‼」
あ。うん。
「なんでこうなった⁈」
なんか、今日は厄日なようです。
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犬愛し隊長(プロフ) - とっっっても面白いです!更新頑張って下さい!!応援してます! (2016年7月11日 21時) (レス) id: 1d1312416f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅白@色んな小説サイトに投稿しすぎた | 作成日時:2016年5月21日 23時