怒っている理由《磯貝悠馬》 ページ1
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これはどうするべきでしょうか。
教室の壁を背に、目の前に怖い笑顔を浮かべる悠馬くんがいらっしゃる。
『あの…悠馬？』
「どうした？A」
『この状況は、一体…』
私は今、悠馬に壁ドンされている状態。
幸いクラスのみんなはもう帰っているが…。
いつ逃げ出そうか考えてキョロキョロしていると、それに気づいたのかすかさず私の足と足の間に悠馬の膝がするりと入ってくる。
「逃げる気なのバレバレ」
いや、逃げたいよ！！今すぐ！
『お、怒ってる…？』
「どうだと思う？」
質問を質問で返された。
否定しないということは怒っているということだろう。
しかし私には全く身に覚えがなかった。
『えーっと、何かしたかな私…』
「分かんない？」
『分かんない』
「ふーん」
すると、壁ドンしていた片手を外して今度は私の太ももから腰あたりまでをつーっと撫でた。
『…ひあっ…』
私の口からは今まで発したことの無いような高い声がもれ、恥ずかしくなる。
「当てたらやめるよ、これ」
『んん…』
耳元で呟かれたことで私の体がびくっと震える。
当てたらやめるって…分かんないんだってば！
…いや待て。頑張って思い出すんだ私。
このままじゃ彼に身を任せることになってしまうぞ。
しかし、考えようとしても彼の手が私の体を愛撫するせいで全く思考回路が回らない。
「ほら、はやく当てて」
『これ…やめてくれないと考えらんない、から…』
「…」
私が必死に訴えると、悠馬の手は止まって私を見つめてきた。
「ほんとに分かんない？」
『ごめんなさい分かりません…』
悠馬はため息をつくと、私の体から手を離す。
「A、今日カルマに頭撫でられてただろ。何の話してたかは知らないけどさ」
『あ…そういえば』
カルマくんがチビって言って頭ぐしゃぐしゃしてきただけなんだけどね〜…。
それで怒ってたのか。
『ごめんね、悠馬』
「ん〜じゃあ、Aからキスしたら許すかな」
『えっ…』
意地悪な笑みを浮かべた悠馬。
ああ、これはしないと終わらないやつだ。
私は観念して少し背伸びをし、ちゅっと軽くキスをした。
「ん、ごちそうさま」
『なっ、キスしてほしかっただけじゃん！』
バレた？と言って笑う悠馬。
「好きだよ」
やっぱり今日も敵いません。
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1つ目は自分なりに書きました。
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ゆな - もしよろしければ前原くんが嫉妬するver見たみたいです！ (2022年6月8日 1時) (
レス) @page5 id: 1db146df50 (このIDを非表示/違反報告)
猫マシュマロ(プロフ) - イトナくんの小説が見てみたい…です。更新頑張ってください！応援してます！ (2020年9月17日 7時) (レス) id: 374dad9b55 (このIDを非表示/違反報告)
はんな(プロフ) - 柚さん» いやー、めっちゃ良かったです！リクエスト答えていただき、ありがとございました！これからも更新頑張って下さい！ 磯貝君、本当イケメンだぁっ… (2020年4月4日 17時) (レス) id: 3170240b5d (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - はんなさん» 書きました！希望通りじゃなかったらすみません、、。 (2020年4月4日 17時) (レス) id: b1ab138b18 (このIDを非表示/違反報告)
はんな(プロフ) - 磯貝君からチョコをもらうホワイトデーが見たいです！ (2020年4月4日 15時) (レス) id: 3170240b5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚 | 作成日時：2020年4月3日 14時
