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49時間目 旅館 ページ49
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『…ん、』
片「あ、A起きた？」
次に目が覚めた時には女子たちの姿が見えた。
『ここは？』
茅「もう旅館だよ〜殺せんせーが運んできてくれたの」
ええ？じゃあもうあれからすごい時間経ってるじゃん！
1日目は暴力を受けて終わりか…。
そんなことを思いながら私は起き上がった。
片「今からお風呂だけど、行ける？A」
『うんまあ、傷は痛むと思うけどいずれは入らないといけないし…』
それから私たちはお風呂に行った。
お風呂では痛みに耐えられなかった私の悲鳴が響き渡ってたけど。
それから、皆で部屋に戻る。
男子一部屋、女子一部屋なんてぼろいね〜。
贅沢は言えないんだけどさ！
莉「…ねえ、皆好きな男子はいるわけ〜？
莉桜ちゃんは私たちの間に立ってニヤニヤしながら聞いていた。
私はメグに膝枕してもらってる。
Aおいで〜なんて言われたからね！！
あのイケメグに！
片「え？好きな男子？」
莉「そうよ〜！こういう時はそういう話で盛り上がるもんでしょ〜？」
やっぱり修学旅行となると恋愛話に持ち切りになるよね〜。
莉「うちのクラスでマシなのは〜、磯貝と前原くらい？あ、あと藤咲もか」
『えっ、』
なぎひこの名前が上がってちょっとびっくりした。
私がメグの膝の上でピクっと動くと、莉桜ちゃんはニヤニヤしてきた。
莉「おや嫉妬か〜？可愛いなA〜！」
『うるさいよ莉桜ちゃん！！』
私は起き上がって正座をするとパシッと莉桜ちゃんを叩いた。
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作者名：柚 | 作成日時：2020年3月26日 14時
