28時間目 苦痛の集会 ページ28
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それから私たちは皆頑張って山を超え谷を超え………
ようやく本校舎についた。
悠「間に合ったな」
前「なんとかな。」
悠「ほらみんな！急いで整列しようぜ！」
悠馬の言葉に全員だるそうに返事をした。
もう来るので精一杯。
私たちはそのままおろおろと体育館に行き、整列した。
高「なぎさくーん。おつかれー。わざわざ山の上からこっちに来るの大変だったでしょー？」
田「へっへっへ」
突然渚くんに話しかけてきたと思ったら挑発するような言い方で言ってきた。
『ちょっと…っ！』
茅「…A！ごめん突っかからない方がいいの、ここは…」
『そっか…』
ムカついて言い返しに行こうとしたけど、茅野ちゃんに焦った顔で腕を掴まれたから本当にそうなんだと分かって諦めた。
渚「ごめんね夢原さん…ありがとう」
『私こそごめんね、何も知らないで飛び出そうとしちゃって…それよりAでいいよ！」
渚「じゃあ僕も渚でいいよ、A」
私たちはそう言い合って微笑んだ。
渚とは、前から仲良くなりたいって思ってたから嬉しいかも。
なんか女の子みたいで話しやすいし←
すると、集会が始まった。
ちゃちゃっと終わるのかと思ったら、考えが甘かった。E組いじりがずっと続いていた。
なんて学校だ。
校「えー要するに、君たちは全国からよりすぐられたエリートです！この校長が保証します。…が、油断していると、どうしようもない誰かさんたちみたいになっちゃいますよぉ〜？」
校長まで最悪なんて…
呆れた。
私は大きくため息をついた。
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作者名：柚 | 作成日時：2020年3月26日 14時
