25時間目 裏切りの毒薬？ ページ25
.
殺「はい皆さん！席についてください」
皆がお喋りをしていると、扉をガラッと開けて入ってきた殺せんせー。
そこへ、おそらく殺せんせーと一緒に作ったんであろう毒薬を持った奥田さんが、走って殺せんせーの元へ向かった。
奥「先生！これ！」
奥田さんは嬉しそうな顔で手渡した。
殺「おや！さすがです。ではさっそくいただきます…」
殺せんせーはそれを受け取るとごくっと一気に飲み干した。
私は結末を期待して唾を飲む。
殺せんせーは急に笑いだすと、メラメラと燃え始めた。
殺「ありがとう奥田さん…君の薬のおかげで先生は新たなステージへ進めそうです…」
奥「それって…どういう…」
殺「うぁぁぁ…！…ふぅ。」
突然暴れ出すのかと思ったら一瞬で潰れて教卓の上に小さいスライムのような形になった殺せんせー。
『溶けた！！』
殺「君に作ってもらったのはね…先生の細胞を活性化させて誘導性を増す薬なのです。」
殺せんせーはそう言うと、ビュンビュン！と動いて私の机の中に入ってきた。
殺「液状ゆえにどんな隙間にも入り込むことが可能に…」
どんな隙間にもってどこに入ってんの…
普通に変態かこのやろう。
そんなことを思ってると、殺せんせーは今度は教室の中を飛び回って暴れ始めた。
殺「しかもスピードはそのままに…っ！さあ！殺ってみなさい！」
皆は必死に武器を当てようとするが、今まで以上に当たらない。
私はすぐに諦めた。今の状況では無理だ。
な「A諦めるのはやすぎ」
『だって無理じゃん！』
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚 | 作成日時：2020年3月26日 14時
