14時間目 本性 ページ14
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殺「ヘイ、パス！」
業「ヘイ暗殺！」
殺「ヘイ、パス！」
ひ「ヘイ暗殺っ！うわ、」
私たちはサッカーボールを使って特訓をしている。
普通の戦法だとさすがに授業にすらならないもんね…。
そこへ、美人先生が走ってやってきた。
私たちは全員そっちを向く。
イ「殺せんせ〜っ、烏間先生から聞きましたわ！すっごく足がお速いんですって？」
殺「いやぁ、それほどでもないですねぇ」
だから騙されすぎだってば！
イ「お願いがあるの…一度本場のベトナムコーヒーを飲んでみたくって…。私が英語を教えている間に買ってきてくださらなぁい？」
美人先生がまた色仕掛けを使ってそう言うと、殺せんせーは飛んでベトナムへ行った。
飛んでベトナムに行った…ってよく考えたらすごい表現。
磯「…で、イリーナ、先生。授業始まるし…教室戻ります？」
磯貝くんが苦笑いしながら言うと、さっきまで殺せんせーにベタベタだった美人先生はそこにはいなかった。
イ「授業？はー、各自適当に自習でもしてなさい」
美人先生はそれだけ言うと、カチッとライターをつけてタバコを吸い始めた。
ここで本性出すか…しかも、中学生の前でタバコを吸うなー！
イ「ふぅ…それと、ファーストネームで気安く呼ぶのやめてくれる？あのタコの前以外では先生を演じるつもりもないしイェラビッチお姉さまと呼びなさい」
業「で、どうすんの？ビッチ姉さん」
イ「略すな！」
あまりにツッコミがはやくて私はぶふぉっと吹いてしまった。
流石やるなあカルマくん。
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作者名：柚 | 作成日時：2020年3月26日 14時
