8時間目 使命 ページ8
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そして、ついに今日から新しい学校。
私たちはちょっとはやめに登校した。
『だから遠いって…』
な「ほんとに裏山だよね」
こんなの毎日通うなんてわりと苦痛だよ…
『あ、カリンは隠れててね』
カ「ラジャー！」
学校に入って職員室に行くと、目の前で烏間先生が待ち構えていた。
鳥「改めてよろしくな。夢原、藤咲。」
『よろしくお願いします！烏間先生！』
な「よろしくお願いします」
鳥「昨日のやつはあそこだ。」
烏間先生はそう言って、奥の方を指差した。
そこには何か本を読んでいる昨日のタコ…殺せんせーだっけ？がいた。
なんかちょっと顔がピンクになってデレデレしてるけど…なんだろう、うん気持ち悪い。
『先生』
殺「ニュヤ？おお、夢原さんと藤咲くんですね。」
殺せんせーは本を置くと立ち上がって触手を私となぎひこの頭にぺたっと乗せた。
あれ、意外と触り心地いいかも？この触手。
殺「E組に入る時点で君たちには、私を殺す使命が課されました。」
『え？殺す…？』
な「どういうことですか？」
殺すって一体…。
殺「これで私を殺してください。」
殺せんせーは私となぎひこに、緑の武器と銃を渡してきた。
え、ほんとに殺さないといけないの？
私は受け取った2つの武器を見て唖然とした。
烏「怖がる必要は無い。人間には無害だ。」
私は覚悟を決めて一度殺せんせーに向かって銃を発砲してみた。
しかし、殺せんせーは素早い動きで避け、全く当たる気配がない。
殺「ヌルフフフ…そんな単純にはいきませんよ夢原さん？…殺せるといいですねぇ〜卒業までに。」
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作者名：柚 | 作成日時：2020年3月26日 14時
