11時間目 疑問 ページ11
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茅「ねえAちゃん！これから渚たちとカフェ行く約束なんだけど一緒にどう？」
放課後になると、茅野ちゃんが話しかけてした。
せっかく誘いは嬉しいけど、でも私はこれから殺せんせーに用事がある。
『ごめんね茅野ちゃん。これから用事あって…また今度誘って？』
茅「そっか！分かった〜またね！」
『うんばいばい！』
茅野ちゃんは笑顔で手を振って教室を出て行った。
ほんとに可愛いなあ〜あの子。
『なぎひこ、職員室ついてきて〜』
な「また？」
『どうせなぎひこも知りたいことだと思うし』
な「…分かった」
なぎひこは、私の言葉で何のことか分かったような顔をしてついてきた。
私が聞きたいのは、
どうしてE組だけ校舎が離れているのか。
これは初めて見た時から知りたいことだった。
私はガラガラっと職員室を開けた。
殺「おや？どうしました、2人とも。」
殺せんせーは私たちに気づくとこっちを向いた。
『聞きたいことがあってきたんです』
殺「ふむ…なんでしょう？」
『どうしてE組だけ…本校舎から離れているんでしょうか』
私はずっと気になっていたことを勇気をだして聞いた。
すると、殺せんせーはポツポツと話し始める。
殺「E組は…他の生徒から落ちこぼれと呼ばれ、バカにされているのです」
落ちこぼれ？
驚いた。だって、あんなに仲が良い雰囲気で、転校生の私にまで優しく話しかけてくれる優しい人たちなのに…なぜだろう。
殺「…しかし、彼らにはそれぞれ理由があった。」
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作者名：柚 | 作成日時：2020年3月26日 14時
