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2話 ページ4

私は走って屋上に向かう。

(やばい、やばい、3日連続で遅刻はなんとしてでも避けたい。やっば、あと3分、もうやだーーーーーーっ)

急いで階段を駆け上がる私。
今なら陸上部部長も抜かせそうな勢いだ。

あと5段、4、3、2、1段っ


A「サーーーーフ」
しのぶ「あらギリギリ間に合いましたね。1分前ですよ、1分前」
A「よかったーーーーーーーーーっ」
ガッツポーズしながら叫ぶ私。
蜜璃「よかったわね、Aちゃんっ。キュンキュンしちゃう」
実弥「まぁでも1番最後ってことに変わりはねェだろォ」

A『やだっ、実弥辛口っ。泣くよ私』
天元「おぉ、ド派手に泣いとけ」
義勇「泣きたい時に泣くのはいいことだと思う」
無一郎「どうせ泣かないんだからそんなこと言ってないで、早くはじめるよ」

最年少が1番辛口じゃん、義勇は論点ずれてるよ。天元は何?ド派手に泣くとは?もはや私の中の哲学だよ

A『ねぇ、みんな辛辣すぎない?』
しのぶ「A、始めますよ」
A『はい、すいません』

しのぶ、笑顔なのに怖いよ。


A『じゃあ今日の予定の確認からしていきます。
まず午後12時から16時までTVの収録があるので校門前に11:30に集合です。16時から40分は、事務所待機、その後17時からダンスと歌の練習を、18:30から19:30までは事務所待機。19:40に移動が入って、20:00から21:00までラジオ番組です。その後30ほどで帰る準備等で間違いないですか?』

行冥「嗚呼、さすがAだ。今日の予定を全て覚えているなんて… 南無阿弥陀仏…」

しのぶ「ええ、間違いないです」

A『じゃあ11:30に校門前に集合でお願いします』

全員「了解」



さてと、今日も一日頑張ろう


無一郎「ねぇA」

A『どうしたの無一郎君?』

無一郎「僕忘れっぽいからさ〜、迎えに来てよ」

A『やだよ。無一郎ファンに刺されちゃう。』

無一郎「大丈夫だから、ねっお願い」

うゔ、無一郎が可愛すぎる。でも…刺されるのいやなんだけどなー

A『刺されないって約束してくれるならいいよ』
なんて条件出してんの私←

無一郎「うん、誓う。だから迎えに来てね。迎え来なかったら僕行かないから。」

A『えぇ、わかりましたよ。迎えに行けばいいのね』

無一郎「うん、そう。じゃあよろしく」



しのぶ「あらあら時透くんったら、Aの使い方わかってますねぇ」

無一郎「まあね」

最後の会話は聞かなかったことにしよう。うん、そうしよう

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作者名:流果 | 作成日時:2021年2月14日 20時

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