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☆.:*あなたside☆*・°☆
コツコツ
慣れないヒールで歩く渋谷。
交差点の信号で足を止め
また歩き出す。
ザワザワ
なんだか周りが騒がしい。
まあなんでもいいやって思いながら
またコツコツとヒールを鳴らして歩く。
？なんか人がいっぱいいる。
よーーーくみると
そのいっぱいの人に囲まれた
1人の男性がいた。
一瞬足を止めたけど
また歩き始めた。
邪魔だなーなんて思いながら
その後ろを通ろうとしたら
ドンッ
あ「わっ」
コケる！って思ったら
ふわっ
「あっぶなー！大丈夫？？」
あ「大丈夫、です。」
コケるかと思ったけど
奇抜い緑色の頭の人が助けてくれた。
なんだか目線が刺さって痛い。
早く帰りたい。
あ「助けてくれてありがとうございます
もう行きますね」
「え！行っちゃうの？」
あ「え？あ、はい。」
「親方のリスナーじゃないの？」
は？何？
この人が大きい声だすから
余計に視線が集まった。
早く帰りたい。
あ「親方？リスナー？よく分からないんですけどもう行きますね」
早く帰りたいんだけど
「わきをなにやってんの？」
あ。さっきめっちゃ人に囲まれてた人
近くで見るとカッコイイなー。
「あ！親方っ！！！」
この人がさっきから言ってる
ﾞ親方ﾞってなんなの？
お相撲の人？
なわけないよね。
じゃあ何？…
「…」
なんか2人で話してる。
「じゃあ！お姉さん！」
急にイケメンくんから声掛けられた。
あ「あ、はい？」
「このあと暇？」
あ「は、まあ、暇です。」
「あ、じゃあこの緑の頭に着いて行って！」
あ「え？！わ、私帰ります。」
「いいからいいからっ」
なんて緑の人に手を引っ張られた
あーあー。
目線がいたいよーー
…
しばらく無言で歩き続けて
私のヒールだけが音を発している。
そしたら緑の人が
急に止まってここだよなんていいながら中に入ってった。
てかここ家じゃん。
でっかーい。
「でっかいでしょ？」
あ「え？」
「声に出てたよｗ」
あ「あ、…」
「まあ、とりあえず中入ろ」
ガチャ
「どうぞ。」
あ「おじゃまします…」
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作者名：綿飴 | 作成日時：2018年5月14日 2時
