お み け ん 短 編 集 ！

さ み し さ ページ37

臣side


撮影が思ったより早く終わり、


予定より１週間も早く日本に帰ることになった。


健二郎くんには悪いと思ってるけど


健二郎くんとだけ一切連絡を取らなかった。


話すと会いたくなるから。


やっと会える。やっと触れられる。


急いで飛行機に乗り愛しい人の事を考えた。


そして、夜中、ついに日本に帰って来ました！


健二郎くん、ビックリするかな？


想像するとにやけてしまう。


それを必死に堪えて家に向かう。



臣「ただいま！健二郎くーん！！」


家に帰ると１時前。


あの人なら起きてるはずなんだけど、、


居ない …？


というより、生活感がまるで無い。


は？どういう事？


急いで岩ちゃんに電話をかけた


岩『はい …』


臣「岩ちゃん健二郎くんは！？」


岩『はい？』


臣「健二郎くんが居ねぇんだよ！！！」


岩『…あー、健二郎さんなら隆二さんの家です』


は？なんで隆二 …？


疑問に思いながらも電話を切って


何度も健二郎くんに電話を掛けながら


隆二の家に向かった。


.


ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ


何回チャイムを押しても誰も出てこない


臣「ﾁｯ」


試しにドアを引くと


臣「…開いた。」


いや、無防備過ぎんだろ。


臣「隆二入るぞ！！」


デカイ声で言いながら中に入り


リビングを見るも誰もいない。


まさかと思い、寝室を覗くと


臣「は … ？」


愛しい人と隆二が、抱き合って寝ていた。


.

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