【刀剣乱舞】けっこう、笑って生きていきます【ブラック本丸】 (ページ9)

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＊7-1 ひいぃ…っイケメンだぁぁ！ページ9

なにされるんだろ…。

旭にAはなんの抵抗もせず、されるがままだ。

顎を掴まれているが、それだけだ。それがかえって恐ろしい。

しかし、Aは本能的に『この男に逆らってはいけない』と感じていた。

ふと、旭が無感情にAの顎をぐっと押して開かせる。

旭は、指をAの口に突っ込んだ。

『⁉』

驚くAを見て、楽しそうに旭は笑う。

そのまま、ぐちゅぐちゅと指は舌、歯茎、舌の裏を荒らしていく。

『うッぐ…っんぐっ』

苦しいのか、生理的なものなのか、Aの目には涙が浮かぶ。

兄さんはなにを考えているんだ？

Aは理解できない。

「(ははっやっべー…‼)」

そんなAの姿を見て、旭は続々とした快感を感じていた。変態寄りのSじゃないかな。

Aは口をこじ開けられているため、よだれは垂れ流しだ。布団はよだれで湿っていて、旭の指もべたべたしている。

動きがあるたびに溢れるよだれがうっとおしい。

だが、そんなことにかまけていられないほど、Aは追い詰められている。

「…！」

何かを思いついた旭。なんなのかわからないが、悪だくみする子どものような笑顔を浮かべる。

旭は喉の奥まで指を押し込む。

『ッ⁉ おっごぉ…っ』

Aは苦しさが倍になり、涙がぼろぼろとこぼれた。

旭は、その涙をてかった舌ですくい取る。

喉の奥をゴリゴリ削るように入ってく指。

Aは胸のところで、胸焼けのような、苦い液体が上がってくるのを感じた。

『(や、ば…っ)』

おしおき覚悟で旭の腕を掴む。

「ん？なに？吐くの？」

必死に首を縦にふる。もう限界だった。

「んー。仕方ねぇなぁ」

つまらなそうに呟き、一気に指を引き抜かれる。

『ぷあ"ッはッは…っ』

両手をつき、肩で息をするA。

助かった…‼ あそこで吐いていたら…

自分で思っておきながら、背筋が凍った。

「あーあー。こんなに汚しやがって…」

チッと舌打ち混じりに旭は呟く。

「もう時間かよ。つまんねえの」

どこで判断したのかわからないが、旭は遊びに飽きたように言った。

『に、兄さん…？』

混乱しながらAが話しかけると、

「うるさい」

旭は、Aの頭を撫でた。

驚いたが、急に眠くなり、Aは目を閉じた。

「A…ッ」

ひとり、旭は愛おしげに、苦しそうに言った。