【刀剣乱舞】けっこう、笑って生きていきます【ブラック本丸】 (ページ7)

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「おねーちゃーん」

『わ"あ"ぁぁ！危ないってえぇ』

わたわたとAが叫んでも女の子は止まらない。

『(絶対滑る…！それが転ぶ…ッ)』

女の子が泣いたらどうしよう。頭でも撫でようか。

いや、それよりも、どう受け止めよう。

ぐるぐると悩んでいるうちに、女の子はすぐ目の前まで来ている。

『(あ"ぁぁぁ…)』

小さなかわいいかわいい女の子を泣かせたという社会的な死ともうすぐこんにちはだ。

きゅっ。

『…おかしーなー。女の子止まってるー』

「おねーちゃん、しおりのこと、わすれちゃったの？」

かっわ。なにこれかっわ。首こてんって！首こてんってやった‼

…じゃなくて！

女の子はしおりというらしい。名前からしてかわいいですね、はい。

しおりは今にも泣きそうな顔をしている。

はっとして、Aは思わずしおりを抱きしめた。

『そんなわけない。しおりのこと、ちゃんと覚えてる』

「ほんと？ねえ、ほんとにおぼえてる？」

「もちろん！」

「えへへ。うれしい」

しおりの笑顔はほんとうに嬉しそうだ。

やっべ。ずっきゅんきたわコレ。まじかわ。

『なんでここに？貴志についてったんじゃ…』

「うん。でもね、たかしのねこにね、「あるじのもとへかえれ」っていわれたの」

『ふぅん…』

「ね、おねえちゃん。もうねよ？しおり、おねえちゃんとねたいの」

はいずっきゅんきましたー(＾ω＾)

破壊力やばいっすね

『ああ。そうしよう』

温まったということもあるが、今日はひどく眠かった。紅牡丹と会った、あの世界へ行ったからだろうか。

眠いというより、疲れすぎて体が重いという方が正しい気がする。

湯船から出るとき、ふらついてこけそうになったのは秘密だ。秘密にしたい。

『おやすみ。みんな』

口々にそれぞれの言葉で返してくれる、ナナや八朔たち。

ここはあたたかい。

『じゃあ、おやすみ。しおり』

「うん。おやすみ、おねえちゃん」

やっぱり、今日はすぐに寝られる。

あたたかいしおりもいて、すごく気持ちよく眠りにつけた。

［しおり(栞)］
身長:125
体重:14

おかっぱ頭
着物がほとんど
黒髪黒目
ひらがなでしゃべる
(いまつると被っちゃってすみませんごめんなさいorz 創作したころは知らなかったんです)
第三者視点のようにしゃべる(無機質な感じ)
例:「しおりはうるさいのきらい」
Aをおねえちゃんと呼ぶ