10 ページ10
side灰谷竜胆
渡された紙にあるEdenの写真には無表情のAでぐしゃりと髪を丸めた
こんな顔させたくてアイドルさせてやってる訳じゃねぇのに
高校1年の時、Aはアイドルになると夢ノ咲に行った。夢ノ咲でとても楽しそうだったんだ
毎日遅くまでレッスンしてクタクタだろうに楽しそうでキラキラとしていた
俺たちじゃなく、視界が世界に切り替わったのは面白くなかったがそれでもあいつのいちばんは俺たちだから許してたし、なにより楽しそうで今まで見た事ないくらい幸せそうなあいつに絆されたのだ
それが壊れたのはいつだったか
またアイドルをやることになり、Aはまた笑えてるのかとずっと思っていた
それがこれなのかと何も知らなかった自分に腹が立った
そして、見に来て欲しいと言い出したAになにかするつもりなのだろうなんですぐ分かった
蘭「ねぇ竜胆、もしAがつまんなそうだったらアイドルやめさせていいと思う?」
竜胆「兄ちゃん、俺も同じこと思ってた」
蘭「また両手両足使えなくして今度は二度と出してやらない」
竜胆「そうだな、俺らだけでいいよ」
この世界がAを削り取るだけならば俺達が隠していいだろう?
ド「あ、いた。お前らも明日来いよ」
いきなりドラケンに言われ眉を寄せる、何に恋という意味だと問えば会合だった
ド「お前らの知り合いもいるんだろ?スムーズにする為に連れて来いってマイキーが」
蘭「ボスが?まぁいいけど、俺らの弟も来んのかよ」
竜胆「あんまりこっちにかかわらせたくねぇんだけど」
ジト目で言えば彼は仕方ないだろうと告げてきた。あーあ、なんで俺らの宝物にみんな触ろうとするんだか
ド「てかなんだお前ら弟いたのか?どれだよ」
竜胆「あ?言うわけねえだろ、言っとくけど弟に触った瞬間てめぇの手がなくなると思えよ」
蘭「そうそう、俺らの大切なモンだからよごしたらころすからな」
そう、本当に大切で大切でたまらないもの
宝物なのだ
まさかこの時、この後どんなことがまちうけているかなんてわかりもしなかった
235人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サミサ(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみに待ってます。頑張ってください!! (2021年11月11日 14時) (レス) @page44 id: d964c43780 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - この作品大好きです!何回も読み直ししてます(^-^)更新楽しみにしてます!! (2021年7月21日 20時) (レス) id: 3ce5124d80 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆめの | 作成日時:2021年6月25日 0時