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side竜胆


Aを無理矢理連れて自宅に帰ればそのまま風呂場に押し込んだ


「ちょっとお兄ちゃん!」


制服を剥ぎ取りボタンが飛び散るなんて無視した


蘭「A〜大人しく言うこと聞いといた方がいいよ、俺らキレてるから」


ギュッと兄貴がAの手首を握れば相当の力だったのかAは思い切り顔を歪めた


「っ!」



竜胆「そうそう、言うこと聞いとけよ?」


薄らと涙が浮かぶ宝石のような瞳にぞくりとしたのは兄貴もで、べろりとAの頬を舐めた


竜胆「うげ、まじ」


蘭「そりゃファンデーションついてるからね。A化粧落とそうな〜」


シャワーをそのまま顔面に浴びせる兄貴にドン引きする。Aめっちゃむせてんじゃんかわいそ


蘭「うちのAは化粧なんかしなくても可愛いんだよ俗物如きが触りやがって」



「げほっ…お兄ちゃんたち、なんでそんなに怒ってんの…っ」


竜胆「お前わかんねぇの?」


本気で分からないのだろう首を傾げた弟に呆れてしまう


蘭「A、お前は誰の?」


「え?」


蘭「Aは、俺と竜胆のだろ?何取り合われてんの?

それともAは俺らが要らなくなった?」


それなら棄てようかと言う言葉にAが一気に青ざめた


「っやだ!やだ、お兄ちゃん棄てないで!お兄ちゃんたちに捨てられたらぼく…っ」


竜胆「この前過呼吸起こした時だってだよ、お前にもう俺らは必要ないんじゃねぇの?」



揺さぶりをかけるように言えばAの大きな瞳からポロポロと大粒の涙がこぼれ落ちる


「やだ…!棄てないで…っお兄ちゃんお願い棄てないで」


綺麗な顔をぐちゃぐちゃにして本格的にぐずり出したAに興奮してしまっているのは兄貴も同じだ


シャワーホースを投げ出し2人でAの手首を兄貴が離せばAは俺たちに抱きついてきた



「お願いだから棄てないで…っやだよお…」


蘭「ふふ、冗談だよ俺らが捨てるわけねぇじゃん。なぁ竜胆」



竜胆「うん。Aは俺らのだろ?」



「っひぐ…うん、お兄ちゃん」



ギュッと抱きしめてやれば震える体が愛おしい



こんなにも俺らに依存して育ってくれた



するりと頬を撫でれば顔を真っ赤にして泣いているところから本気で泣いてんなぁ



蘭「一緒にお風呂入ろっか。ちゃんと綺麗にしような〜」

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設定タグ:あんスタ , 東京リベンジャーズ , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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サミサ(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみに待ってます。頑張ってください!! (2021年11月11日 14時) (レス) @page44 id: d964c43780 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品大好きです!何回も読み直ししてます(^-^)更新楽しみにしてます!! (2021年7月21日 20時) (レス) id: 3ce5124d80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめの | 作成日時:2021年6月25日 0時

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