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傷ついたジュンの顔に取り繕えなくなった


悲しそうで、苦しそうに詰め寄られ今は仕事中だから無表情でいなきゃなのに出来なかった



「…っジュン、それは」



漣「俺の事そんなに信用ないんすか?」


「そんな事ないよ、ただ…」


知られたくなかった、教えたくなかったなんて言えばいいかわからなかった

ジュンを救ったのは日和だ、だから言えなかったなんてそんなのは嘘だ


ジュンに同情をされたくなかったからだ


過去を知らない彼に対等にいて欲しかったからだ


それが言えなくて口がパクパクとだけ動く


漣「もういいっす、おれAとは組めません。今の気持ちのままEdenなんか出来ねぇっすよ」


「待ってジュン」


漣「触んな!」


パァンっと伸ばした手を振り払われ目を見開く


漣「俺、いつかAから言ってくれるって信じてたんすよ、でもそれは俺だけだったんすね。
Aのこと、信じられないっす」


全てが重なって見えた、振り払われた手のひらも拒絶も

ファンに捨てられたあの日、チェスにもういらないと言われた日


そして、ひとりぼっちになったあの日に



ヒュっと喉がなり息が出来なくなり蹲る

呼吸の仕方がわからなくなってどうしたらいいか分からなくなる


また誰かを傷つけるなら、アイドルなんてやらなきゃ良かった



月永「A!!セナ、過呼吸だ!どうしよう!」


瀬名「真っ先に駆け寄っておいて対処法知らないってやめてよねぇ!!袋あるからほら!これ使って!」


月永「A!大丈夫か?!大丈夫、俺がついてる、俺がいるから!Aはひとりぼっちじゃない!大丈夫だから!」



ぎゅうっと抱き締められ、それならなんであの日捨てたの?と言いたかった


レオに棄てられたから僕はEdenに行ったのに



羽風「Aちゃん!大丈夫?!」


朔間「仕方ないのぉ、Aくんのお兄さん達や。うらまないでおくれ」



ドンッと鋭い痛みと共に視界はブラックアウト



僕は意識を失った。






















side日和


倒れたAに、ザワつく周り

そりゃそうだよね、初対面の人が過呼吸で倒れたら関東卍會のみんなは驚くだろう


巴「…弟さんについてはすみません、だからジュンくんに殺気を向けるのはやめて貰えませんか?」


チラリとお兄さん方にいえば彼らは明らかに怒っていた



巴「ジュンくんに関しては僕らEdenが説明を怠ったことが悪い。

それについてはぼくらの落ち度だよ」

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設定タグ:あんスタ , 東京リベンジャーズ , 男主   
作品ジャンル:アニメ
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サミサ(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみに待ってます。頑張ってください!! (2021年11月11日 14時) (レス) @page44 id: d964c43780 (このIDを非表示/違反報告)
- この作品大好きです!何回も読み直ししてます(^-^)更新楽しみにしてます!! (2021年7月21日 20時) (レス) id: 3ce5124d80 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめの | 作成日時:2021年6月25日 0時

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