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「それは…僕の口から言うことではないかなぁ〜」
side漣
Aは結局何も教えてはくれなかった
あのあと少し考えていたAだったが、僕だけの問題ではないと距離を置かれた
−それにもう終わった話だよ。経過はどうであれ結果が今だ、僕は満足してる
そこまで言われれば引き下がるしか無かった
こは「なんやジュンはん、帰ってきとったん?」
漣「あ、おかえりなさい」
部屋にて筋トレをしていたことを思い出し、不自然に思われないように筋トレを再び始めた
こは「…あんな、ジュンはん一つ気になることがあるんやけど聞いてもええ?」
漣「え?はい、なんすか?」
少し気まずそうな彼に珍しいなと手を止めてそちらを見れば彼は続けた
こは「Aはんのことなんやけどな、その…この前シナモンに行ってたらしいんやけど
その時カタギじゃなさそうな男と話してたらしいんや」
漣「あ〜…Aのお兄さん経由の友達じゃないっすか?」
Aのお兄さんたちはどう見てもカタギではない。詳しくは教えて貰っていないが匂わせられたことあるしなと答えれば彼は続けた
こは「べつにそれはええんよ、でもその時な
Aはん、過去の話…その元ユニットの時の話とかしとったらしくて」
漣「は?」
こは「わしら、Aはんに世話になりっぱなしでなんも知らんなってなってな。
元からAはんはEdenって思っとったんよ。元はKnightsなんやろ?
アイドル事情詳しいらぶはんにきいても、移籍の理由とかは知らん言われてしもうて」
これ見てほしいと差し出されたのは動画だった
Knightsの衣装を着て、月永さんと、瀬名さんと楽しそうに歌って踊っている
こは「Edenとは全く別人みたいで、なんでそんなんになったのか聞きたかったんや
このAはんすごくたのしそうやん、Edenでクールでミステリアスって売ってるのはわかる。
でも、もしAはんがこうしたいのに出来ないように縛ってるんやったら自由にさせてあげて欲しいと思ってジュンはんに伝えたかった
他の人らよりジュンはんのほうが話しやすいし、Aはんとなかよいやろ?」
息が止まった
過去におひいさん、凪先輩、Aが何かあったってことはワンダーゲームの時に知っていた
−Aは物好きだね、わざわざそこに行くなんて
−Aくんには少なからず幸せになって欲しいんですよ、僕らはそれを祈る資格さえないけれど
逆先さんと青葉さんが言った言葉
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サミサ(プロフ) - とっても面白いです!続き楽しみに待ってます。頑張ってください!! (2021年11月11日 14時) (レス) @page44 id: d964c43780 (このIDを非表示/違反報告)
猫 - この作品大好きです!何回も読み直ししてます(^-^)更新楽しみにしてます!! (2021年7月21日 20時) (レス) id: 3ce5124d80 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめの | 作成日時:2021年6月25日 0時