仲良し ページ6
side佐和
｢もー！意地悪！｣
頬を膨らませているのはA、本当可愛いなと思うけどそれは許して欲しい。
佐和｢そう拗ねるなって！俺たちばっかり無条件ーなわけないだろ？｣
｢だってだって！キラキラさせるって.......みんなキラキラしてるじゃん！｣
本当にサラリとこういうことをいうのはずるいと思う。あの後俺達は彼らに課題を出したのだが、Aはむすくれて俺たちと共に居た
佐和｢ていうか、特待生は？どっかいったの？｣
｢ライブだってー、姉妹高のライブ見学してくるって言ってた。｣
雛｢へぇ、勉強熱心なんだね｣
｢まぁ見当違いなことしてるけどね｣
溜息を零しながら紙とペンを持てばサラサラとまた作曲しだした彼に相変わらずだなと感じる。
天｢ワッツ？また作曲かい？｣
｢ん、俺が出来ることって作曲くらいじゃん？だからまたみんなに曲作るかって思って｣
佐和｢残念！今回はそういうのじゃないのでお願いします！｣
｢はぁ？！意味わかんない！！俺の取り柄って作曲なんだけど。難しいなぁ｣
そこでふとあることに気がついた。それは彼が少しだけ、ほんの少しだけど太ったことだ。いや、相変わらずガリガリだけど！やつれたかんじがないと言うか？
佐和｢にしても最近調子良さそうだな？事務所、上手くいってるの？｣
雛｢佐和くん、その話題は.......｣
ヒナが止めかけた時だ、Aは顔をこちらに向けると大きな声を出したのだ
｢上手くいってるけど腹が立ってないとは言ってない！！！あの七種茨！！まじでどーにかならないの？！毒蛇のばかやろうーーー！！！！｣
佐和｢ど、毒蛇？えっと.......落ち着けって｣
｢落ち着けません！！！だって人の荷物に発信機だの盗聴器平気で入れるしカネで俺の行動監視する人雇いだしたりえげつないんだけど?!マネージメントについてもうるさいし！もっと食えだの食うなだのめんどくさいーーー！！！！｣
えーーーん！と大きな声を出して泣き出した彼にオロオロとしてしまえばヒナはすかさず頭を撫でて、Aはからに遠慮なく抱きついた
｢おかしくない？！おかしいよね！？なんであの人アイドルなのに俺に干渉してくるの？！こっっわ！！ストーカーじゃん！！！｣
雛｢まぁまぁ、でも食事管理までしてくれるのは凄いと思うよ？｣
天｢さすがはコズプロだね、ところでAは守ってるのかい？｣
｢いや？｣
嵐｢ぷぎゃー！！！相変わらずぶれませんな！！！｣
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作者名：ゆめの | 作成日時：2019年3月1日 15時
