猫田くんと先生 ページ9
side荒木
まさかこんなことをするとは思いもしなかった
あのあと職員会議は大荒れだった。まぁ学園の異端児たる鬼才があんな感じだしな
テスト中本人も機嫌悪そうにしてるし・・・
荒木「おいA」
「なに、おれ今日はパールの活動だけど」
不機嫌丸出しな顔で言われため息をついた。
荒木「話あるから執務室に来い」
ここで逃せば多分捕まらないなと思い、早く準備しろといえば逃げる気満々だったのか更に嫌な顔をしながら準備をした
執務室に付けば取り敢えず座り、息を吐く
荒木「話って言うのは分かってるよな?職員会議の事だ。お前ほんとにタイミング悪いなー」
「別に。改めて大人は好きじゃないって思っただけだけど。」
荒木「おいおい反抗期か?まぁいい。お前の決意を受けて、学校側が下した判断から言うが
お前のパール入りは仮として一応受理された。正式にでは無い」
その言葉に眉を動かすこいつは本当にわかりやすい。まぁ待てと言うと続けた
荒木「条件は今まで以上にお前自身も功績を残すこと。それと誰も脱退・・・退学しない事だ」
「それだけ?」
荒木「あぁ。だが話はここからだ。
お前は誰かが居なくなれば退学すると言ったが学園側にそれはメリットがあると思うか?
あいつらははみ出し物で管理しにくい、それはお前もだがアイツらとお前の絶対的な違いがある。
それは実績を残しているかいないかだ。」
はっきりいってAを退学にして学園に利益など何一つないのだ。
こんな才能に満ち溢れたやつを退学にでもすれば学園の評判は落ちる
ましてや他の養成所に取られたら更に厄介なのだ
「じゃぁどうするの?まさか学園の言いなりになれとでも?」
荒木「その通りだ。お前には3年間、この学園の為になにも文句一つ言わず尽くしてもらう。恐らくそのあともだな」
きっぱりと告げれば見開かれた瞳、しかしその瞳は揺れなかった
まるで、だからといって決意は揺るがないとでも言うように
荒木「今ならまだ間に合う。どうする?自らPrid'sに入り、自由に行動できるように輝崎に助けを求めるか
リスクを抱えて、パールと居るのか。」
普通なら前者に決まっている質問だ、しかしAは笑った。自信に満ちたその顔は綺麗で
「上等、いいよ。その話乗った
パールが誰か居なくなったら大人しく学校の犬にでもなってやるよ」
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ももた(プロフ) - 1128 (2018年11月18日 9時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - ワイモイさん» コメントありがとうございます!コラボしてしまいました遂にまた手を出しましたクロスオーバー頑張って行きますのでよろしくお願いします (2018年10月21日 11時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - 名無し丸さん» 温かいお言葉ありがとうございます・・・ほか作品も頑張っていきます!お心遣いありがとうございます (2018年10月21日 11時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - 羅衣奈さん» コメントお返事遅れてすみません!応援の言葉ありがとうございます!あんスタの方も続編始まりましたのであちらもよろしくお願いします! (2018年10月21日 11時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - ワイモイさん» コメントありがとうございます!ひめにゃんヤンデレ妹なので怖いです! (2018年10月21日 11時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめの | 作成日時:2018年10月3日 22時