猫田くんの本性 ページ47
荒木｢･･･はぁ、よく分からんがそこまで言うなら分かった。まぁ俺の一意見で他がどう出るかは知らないがな｣
千紘｢･･･俺は反対だな。お前の才能はそこに居て生かせるようには見えないぞ。それとも手助けとしてって考えてるのか？それなら大間違いだぞ｣
｢手助けとかじゃない、俺がこの人たちを見てたいんだ。｣
真剣な瞳に彼がいかに本気かを思い知らされる
千紘｢分かった。俺がどうこう言える話題でもないしな。
ただ、俺たちはお前のこと諦めない。それだけは忘れないでおけよ｣
ぐしゃりと頭を撫でて職員室をでる。
その間際に彼を振り返ってももう彼の瞳には俺なんて映ってなかった
杏先輩と、呼ぶ声は喜びと慈しみ、愛情が篭もっていた
まるで、ずっと探していた人に出会えたかのように
俺たちなんか眼中に無いように。
千紘｢どういったら良かったんだ｣
お前の才能を見抜いたのはこの学園で1番は俺だったはずだろ。
ユニットにと声をかけたのも俺のはずだった
なのに･･･
なんで俺を見てくれないんだろう。
って、待て俺はユニットの為にあいつが欲しかった。蛍もナナも、あいつのこと欲しいって
技術を求めていたはずなのに、これではまるであいつ自身が欲しかったみたいじゃないか
そこまで考えてハッとした
あぁ、俺あいつの事ユニットにだけ欲しかったわけじゃなかったのか
ユニットに置いておけば俺の手の届くところにいる。
俺はあいつの歌に心を奪われて、自分のものにしたかったんだ
千紘｢まるで、人魚姫の歌声に恋をした人間みたいだな｣
。
。
。
次の日
side七緒
昨日、千紘さんからAのことを聞いてはっきり言って嫌だった。
なんで俺たちとは嫌で、出来たてのユニットなら良いの。
モヤモヤする。机にふっぷしていた時だった
｢ナナおはよ｣
聞き覚えある声、だけどいつもと違った少し高いような声に起き上がると
ピンクの髪のとんでもない儚い系の美少年がいた
七緒｢えっと、どちらさま･･･ん？｣
｢どちら様ってAだけど｣
七緒｢はぁ？！｣
確かによく見れば本人だけど、髪の色といい声といい違う･･･ってか雰囲気めっちゃ別人じゃないか？！
七緒｢髪色どーしたのそれ｣
｢地毛に戻した。へん、かな？｣
困ったように毛先をひとつまみ掴み苦笑いする姿は可愛くて胸を掴まれた気がした
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はな - こんにちは オンエア初めて見るんですけどとっても分かりやすいです。めっちゃ面白いので、頑張ってください！！応援してます！！！！！ (2018年10月21日 19時) (
レス) id: ee2de468cc (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - テスト週間でスマホ没収されてて占ツク開けない間に神作品ありがとうございます！一気読み最高でした。これからも更新頑張って下さい！ (2018年10月3日 19時) (レス) id: afb06b4870 (このIDを非表示/違反報告)
ワイモイ - キタコレェェェェ！マジで最高！(*≧∀≦*)ゆめのさんは誰推し？私はミヤ推し！(ゝω・´★)更新頑張って！ｷｱｲﾀﾞｰd(⌒ー⌒)! (2018年9月30日 9時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
幽管の少女 - すごく面白いです。応援してます。あと、誤字見つけました 猫田君説得する？の霞の「うん。まあ慣れてるっちゃ慣れてるかな」のところが橘になっていますよ (2018年9月28日 23時) (レス) id: fe20b1e50b (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - すっごく面白いです！七緒とか志朗の話が見たいです！ (2018年9月28日 0時) (レス) id: 67441ac943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆめの | 作成日時：2018年9月23日 12時
