猫田くん説得する？ ページ29
霞｢いてて、ありがとう。ハンカチ洗って返すね｣
｢別にいいよ。あげる。それより口開けて｣
side霞
ようやく血が止まり、何かと思い口を開ければまさかの手を突っ込まれた
え？！
どうしたらいいの！？何が正解？！
ぬるりとした感触にドキリとし、その手は抜かれた
俺達が混乱する中本人は至って普通に手を洗ってるし何事･･･
｢薬塗っといたから。って、なに赤くなってるの二人とも｣
霞｢いや、おかしいでしょ！！急に口に手を入れるとかさ！｣
｢？妹によくやってたけど。お転婆だからねうちの子｣
だから何？とばかり平然と答える彼に恥ずかしがるこっちが馬鹿みたいな気分になる。
｢そんな事より大丈夫？よくあるのこういうこと｣
霞｢うん、まぁ慣れてるっちゃ慣れてるかな
あーあ、一応役者なんだから顔は勘弁して欲しいよな。せっかく今回楽屋が別で安心してたのに
あの二人もああってわけじゃないんだよ･･･いや、いつもあぁだな。｣
｢なにそれ、へんなの｣
くすくすと笑う姿は絵になる、確かにこりゃとんでもない美人だな
霞｢それにしても2人がまさか見に来てるなんて、央太も鈴も味なまねするな、どうだった？参考になった？｣
ひか｢はい。未熟さを思い知った気がします｣
｢楽しかった。役の切り替えも早くて、凄いなって。朗読劇初めて見たけどなかなかなものだね｣
霞｢おいおいお前に褒められると何だか照れ臭いな。お前だってそれくらいできるだろ？｣
そういうとAの顔が曇ったのがわかる。もしかして地雷？
｢･･･いや、あんなに早く切り替えは出来ないよ。素直に尊敬する｣
霞｢･･･そっか、ありがとうな。しっかしあの二人がそんなこと考えてたなんてなぁ、案外鋭いところあるんだな。
いやね？俺だって学校が存続してくれた方がうれしいよ。でもイベントとなると話は別だ｣
きっとAは分かってるんだろう、特待生が不思議速な顔を浮かべる中彼の瞳はどこか決意があった
霞｢そもそもさ、イベントが成功するなんて保証はどこにあるんだ？
成功ってなんだ？誰がそれを決めるんだって考え出したらキリがない｣
ひか｢確かにそうかもしれないです｣
霞｢だろ？でも二人共やる気に満ちてるように見えるね｣
そう、2人の目は諦めたようには見えなかった
｢でも分からないのならやって見なきゃわからないって事もあると思わない？俺はそう思うよ｣
霞｢！！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 65人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな - こんにちは オンエア初めて見るんですけどとっても分かりやすいです。めっちゃ面白いので、頑張ってください！！応援してます！！！！！ (2018年10月21日 19時) (
レス) id: ee2de468cc (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - テスト週間でスマホ没収されてて占ツク開けない間に神作品ありがとうございます！一気読み最高でした。これからも更新頑張って下さい！ (2018年10月3日 19時) (レス) id: afb06b4870 (このIDを非表示/違反報告)
ワイモイ - キタコレェェェェ！マジで最高！(*≧∀≦*)ゆめのさんは誰推し？私はミヤ推し！(ゝω・´★)更新頑張って！ｷｱｲﾀﾞｰd(⌒ー⌒)! (2018年9月30日 9時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
幽管の少女 - すごく面白いです。応援してます。あと、誤字見つけました 猫田君説得する？の霞の「うん。まあ慣れてるっちゃ慣れてるかな」のところが橘になっていますよ (2018年9月28日 23時) (レス) id: fe20b1e50b (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - すっごく面白いです！七緒とか志朗の話が見たいです！ (2018年9月28日 0時) (レス) id: 67441ac943 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆめの | 作成日時：2018年9月23日 12時
