猫田くん拒まれる ページ22
ひか「グランユーフォリアに皆さんに参加して欲しくて!」
sideA
ひかりちゃんが言ったそれに思わず目を見開いたのは仕方ないと思う
「え、いきなり?」
ひか「え?ダメでしたか?」
いや、ダメだろう普通に、まだ不透明な計画なのにと思うが彼女らしさなのだろう仕方ない
藤間「俺達が学園の存続を賭けたイベントに・・・」
椿「ないね」
橘「ミヤくん、そんなきっぱり・・・」
蓮「今回ばっかりはミヤに賛成だわ、ねーわ。だって俺らにメリットどこにあるよ?」
彼らの意見はごもっともだ。仕事がある彼らに成功するかわからないイベントに参加するメリットは無い
椿「半年後って言った?それって正確にはいつ?ハコは?会場の事だよ、俺が抑えられてなきゃそもそもイベントなんてできない
日付も決まってないのにはい出ますって言う方が無責任なの、わかるでしょ?」
悔しそうに特待生が唇を噛み締める。
蓮「・・・俺たちはそんなあやふやなオファーで検討すら出来ねぇよ、じゃぁな」
立ち去るミヤ先輩と蓮先輩を目で追うが特待生も分かってるのだろう黙り込む
なにか声をかけるべきかもしれないけど、今回作戦を話し合わず彼女に任せた俺も悪い
霞「特待生たち、悪いけど俺も結論から言うとふたりと同じ意見だ」
橘「霞くん!」
霞「おれ、一応君たちの先輩だからきついこと言わせてもらうよ。
君たちは何をしにこの学校に来たの?声優になるためじゃないの?
こんなことに振り回されてたら満足に練習なんかできるはずない、それどころかどれだけ周りに遅れをとるか、分かるだろう?
入学してから半年を棒に振ろうとしてるんだよ
勉強できる期間は3年間しかないのに」
橘「でもその3年間は学校がなくなっちゃうから頑張ってるんじゃないの?」
霞「声優になる道は何もこの学園だけじゃない。
本気で声優を目指すなら今すぐ他の方法を考えたって言いわけだ。
養成所を紹介してもいいよ、どうする?」
そういう目は真剣で、ひかりちゃんを本気で心配してるのがわかる。本人につたわってるかはわからないけど、この厳しさこそ優しさなんだろう
霞「この学園のことだから大方特待生じょうけんをちらつかせて強引にやらせようとしてるのはわかる。
だからこんなこと酷だってわかってて言うよ、君はこの学園に何しに来たの?」
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はな - こんにちは オンエア初めて見るんですけどとっても分かりやすいです。めっちゃ面白いので、頑張ってください!!応援してます!!!!! (2018年10月21日 19時) (レス) id: ee2de468cc (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - テスト週間でスマホ没収されてて占ツク開けない間に神作品ありがとうございます!一気読み最高でした。これからも更新頑張って下さい! (2018年10月3日 19時) (レス) id: afb06b4870 (このIDを非表示/違反報告)
ワイモイ - キタコレェェェェ!マジで最高!(*≧∀≦*)ゆめのさんは誰推し?私はミヤ推し!(ゝω・´★)更新頑張って!キアイダーd(⌒ー⌒)! (2018年9月30日 9時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
幽管の少女 - すごく面白いです。応援してます。あと、誤字見つけました 猫田君説得する?の霞の「うん。まあ慣れてるっちゃ慣れてるかな」のところが橘になっていますよ (2018年9月28日 23時) (レス) id: fe20b1e50b (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - すっごく面白いです!七緒とか志朗の話が見たいです! (2018年9月28日 0時) (レス) id: 67441ac943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめの | 作成日時:2018年9月23日 12時