猫田くん切り替える ページ21
side椿
椿「何やってるの」
特待生たちのレッスンを見てやろうと来たわけだけど、女の方の特待生が緊張しているなか1人床に座り込むやつがいた
そう、Aである。片手にペン、片手に紙となにやら行き詰まった様に唸りながら何かをしている彼に声をかければビクリと肩を揺らしこちらを見た
「・・・Hot-bloodの人」
椿「・・・雅野椿、皆にはミヤって呼ばれてる。Aだよね、レッスン始まるんじゃないの?」
「この緊張する雰囲気を曲にしようとしてた。」
それだけ言えばまた紙に目を落とした彼の後ろからのぞき込む
ほんとに作曲出来るんだ。ふぅんやるじゃん。
特待生の演技は普通で、どこがずばぬけてるか分からない
まぁ何かが優れてるから特待生なのだろうけど
荒木「おいA!次お前だぞ」
「え、でも今曲書いてる」
荒木「後からにしろ!」
半ば無理やりマイクの前に立たされた彼は不満そうで
霞「ご機嫌斜めだな、どんな演技なんだろうな」
橘「特待生と同じじゃない?央太☆オンステージやるべきだよー」
椿「静かに、始まるみたいだよ」
瞳をとじて集中してるのか、合図とともに目を開くと雰囲気がガラリと変わった
はっきりいって上手いなんてものじゃない、これはまるで人が変わったようだ
霞「凄い・・・憑依型って噂だったけど、本物だなこれは」
演技が終われば彼は一瞬ぼんやりとしたが直ぐにハッとしていつも通りになった
切り替えが時間かかる感じなのかな
橘「ねぇ!A凄かったよ!!俺びっくりした!こんなうまいひとはじめてみたよー!」
「ひゃ?!ちょっと央太くん、今話しかけないでくれます?!まだ切り替えられてないで・・・っ!」
橘「ん?なんで敬語?」
たしかに、それに雰囲気違う気がすると皆で見ていれば彼は深呼吸をし、喉を鳴らすとこちらを見た
「あー・・・うん、大丈夫。切り替えるのに時間かかるの。褒めてくれてありがとう」
椿「本当にうまかった、やるじゃん。
ところで特待生、この前俺たちに話があるって言ってたじゃん。」
本題だよ、と切り替えれば特待生はビクッとし、Aは首をかしげた
「え、なに?何かあったの?」
ひか「グランユーフォリアの話!Aくんもお願いされてたでしょ!」
橘「お?Aも関係あるの?なになに、話してみてよ!」
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はな - こんにちは オンエア初めて見るんですけどとっても分かりやすいです。めっちゃ面白いので、頑張ってください!!応援してます!!!!! (2018年10月21日 19時) (レス) id: ee2de468cc (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - テスト週間でスマホ没収されてて占ツク開けない間に神作品ありがとうございます!一気読み最高でした。これからも更新頑張って下さい! (2018年10月3日 19時) (レス) id: afb06b4870 (このIDを非表示/違反報告)
ワイモイ - キタコレェェェェ!マジで最高!(*≧∀≦*)ゆめのさんは誰推し?私はミヤ推し!(ゝω・´★)更新頑張って!キアイダーd(⌒ー⌒)! (2018年9月30日 9時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
幽管の少女 - すごく面白いです。応援してます。あと、誤字見つけました 猫田君説得する?の霞の「うん。まあ慣れてるっちゃ慣れてるかな」のところが橘になっていますよ (2018年9月28日 23時) (レス) id: fe20b1e50b (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - すっごく面白いです!七緒とか志朗の話が見たいです! (2018年9月28日 0時) (レス) id: 67441ac943 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめの | 作成日時:2018年9月23日 12時