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猫田くんスランプ? ページ17

「え?」


白雪「元気いっぱいで、目が焼けそうなほど眩しい。

Aくんの噂は聞きますよ。元気で何事に対しても全力で女の子が大好き」



それはAが求めたキャラクターであり、彼の演じる姿のまま。だからこそ彼は満足するべきだった


しかしAはそこに不安と不満を感じていた


嘘をついているような自分を評価してくれる。みんな慕ってくれる

でも余りにも純粋な好意過ぎて、申し訳ない気がする


それに、もっとここのみんなは必死になってやってる


自分だけ恐怖心から楽していることが許せなかったのだ



白雪「例えAくんが、キャラをかぶっていたとしても、君の全てが嘘なわけじゃないと思います。
みんな、それは分かってくれますよ」


だから、大丈夫とでも言われたようなやさしい笑顔にAは目を見開いた


「・・・ホントはつまらない人間かもよ?」


白雪「Prid'sの勧誘を尽く断り続けてる人がそんなことないと思いますけどね。」


「!それは!・・・はぁ、なんかありがとう。杏先輩もだけど、零先輩もなんだか不思議な感じ。

案外似てるのかもね、俺たち」



話していればあっという間に職員室に着いてしまい先輩に荷物を返して荒木の元へとAは駆け寄る。


なにか紙面を難しそうな顔で見つめる彼の眉にはシワが寄っている


そーっと覗き込めばそこにはAがよく知る名前が3つ並び、もうひとつは知らない名前があった



「杏先輩と零先輩、ミーの名前?」


荒木「!!お前のぞき込むな!なにしてんだ!」



あわてて紙を隠せば荒木はAをにらみつけた。
その態度はAにとって不満となる行動だったのだろう彼は眉を寄せた



「何やってんだって先生が楽譜提出しろって言ったんじゃん!!

あと編曲もしてきたやつ!」



荒木「あぁ、そうだったな。すまん。にしても相変わらずペース早いな」


「まぁね。でも全然だめ。あんまり納得いかない曲多くなってきた」



荒木「?そうか?まぁスランプは誰にでもある、無理はするなよ

それより、昼飯食ったか?今から屋上で話があるんだが」


譜面をまとめて閉まったと思えば何やら企んだ顔を浮かべた彼にAはいよいよ原作が始まるのかと期待に胸を踊らせた


「・・・特待生ちゃんも呼びにいく?」



荒木「いや、もう呼んである。いつまで経ってもお前ら行動しないからな。いくぞ」

猫田くん原作に入れるってよ→←猫田くん手伝う



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設定タグ:男主 , オンエア! , OA!   
作品ジャンル:ラブコメ
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はな - こんにちは オンエア初めて見るんですけどとっても分かりやすいです。めっちゃ面白いので、頑張ってください!!応援してます!!!!! (2018年10月21日 19時) (レス) id: ee2de468cc (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - テスト週間でスマホ没収されてて占ツク開けない間に神作品ありがとうございます!一気読み最高でした。これからも更新頑張って下さい! (2018年10月3日 19時) (レス) id: afb06b4870 (このIDを非表示/違反報告)
ワイモイ - キタコレェェェェ!マジで最高!(*≧∀≦*)ゆめのさんは誰推し?私はミヤ推し!(ゝω・´★)更新頑張って!キアイダーd(⌒ー⌒)! (2018年9月30日 9時) (レス) id: bc7da5b929 (このIDを非表示/違反報告)
幽管の少女 - すごく面白いです。応援してます。あと、誤字見つけました 猫田君説得する?の霞の「うん。まあ慣れてるっちゃ慣れてるかな」のところが橘になっていますよ (2018年9月28日 23時) (レス) id: fe20b1e50b (このIDを非表示/違反報告)
りこ(プロフ) - すっごく面白いです!七緒とか志朗の話が見たいです! (2018年9月28日 0時) (レス) id: 67441ac943 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆめの | 作成日時:2018年9月23日 12時

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