[喰種]幸せをきみに[FGO] (ページ8)

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そんなものページ8

｢･･･ねぇ、こわくないの？

たたかうこと。あなた、そんなに強そうじゃない･･･｣

｢え、ええ･･･まぁ俺は確かに強くないけど･･･魔術とかこれっきしだし･･･

一般人だもんなおれ･･･上手くやれるかもわかんないし｣

｢じゃぁ･･･なんであなたはこの世界を救いたいの？｣

｢え？それは俺しか出来ないし、やるしかないから

俺ひとりじゃできない事だけどこうして協力してくれるみんながいる。だから俺一人じゃ諦められない｣

｢貴方はどこにでも居る平凡な人なんだね･･･

きっとあかたが世界を救ったって誰も感謝しないかもしれない･･･
未来であなたの功績なんて残らないかもしれない
表に伝わることの無い名も無い英雄にしかなれない

世界を救ったって人類を救っても世界は君に優しくなるなんてわからないのにそれでもやるの？｣

｢！！確かにそうかも知れない、でもそれでもやるよ。俺は人類滅亡を見捨てるなんてできないし

やれるならやりたい｣

真っ直ぐなその瞳

平凡な日常はひとつズレるだけで変わる。

人は変わる

研は変わっていってしまった

ううん、でも、それでもあの人はいつも優しかった

僕は変わってしまった人を沢山見てきた･･･

この瞳をずっと僕は見ていたい。

グイッと手をひき目を合わせる

体つきも細くて、あの頃の彼もこんな感じだったなと思った

藤｢え？！な、なに？！｣

｢あなたとなら･･･世界を救うためにがんばってもいい･･･｣

藤｢え、いいの？｣

｢うん･･･その代わり約束してほしい。

あのね、変わらないで･･･ずっとそのままのあなたでいて欲しい。

あと死なないで｣

藤丸｢？よく分からないけど、約束するよ｣

？｢良くわかんねぇけどそれはお前もだからな！現におまえ1回死にかけてんだからよ！｣

｢善処はする･･･

きっと、リツカみたいな人がヒーローに向いてるんだと思う･･･

僕のヒーローも真っ直ぐなところあったな･･･｣