[喰種]幸せをきみに[FGO] (ページ50)

今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:54,259 hit

邪竜ページ50

sideジャンヌ・ダルク

｢･･･さぁ？｣

すぐさま見つけだした彼に興奮しながらも問えばほんの少しだけ悲しそうに笑い、彼は傷だらけのサーヴァントに駆け寄った

もし、私が彼のサーヴァントならばAの抱えた傷に寄り添うことが出来るのだろうかなど聖女と言われた私らしくもなく思ってしまう

そんな邪念を振り払い私も近寄れば凄まじい怪我に息を飲んだ

マシュさんも、藤丸さんも青ざめていて見慣れてないのだろうと察したがAはなんの躊躇いもなく自身の鞄からすいとうをとりだすと中身をサーヴァントにかけた

ジャンヌ｢な、なにをしているんですか？！｣

｢この人人の話聞かないで敵扱いしたから。

僕らは味方とは言えないかもしれないけど敵じゃない。あなたの力が貸して欲しいの｣

マシュ｢！そうです、早くしなければ竜が｣

?｢竜か･･･なるほどだから俺が召喚され攻撃を受けたのか｣

マシュ｢手を貸してください脱出します！｣

立ち上がろうとする彼に手を差し出したマシュさんに対してAは手を伸ばした

｢･･･今どこまで戻ってるのか分からないけど｣

ジャンヌ｢？！｣

おもわず目を疑った

彼が触れたところがみるみるうちに癒えたのだから

マシュ｢これは一体･･･？A先輩魔術が、いえこれは魔法ですか？｣

｢そんな便利なものじゃない･･･これは唯一僕が人の為に出来ること

魔力も少し込められてると思うから｣

ある程度治せば彼は手を引き少々疲れたように見えた

モ｢お前すげー力持ってんだな｣

｢凄くなんかないよ。足でまといにしかいつもなれないもの。｣

ニト｢？しかし負荷がかかっているようにも見えます。同盟者は少し休みましょう。こちらへ｣

手を引かれまるで囲うようにサーヴァントたちに引き寄せられた彼に少しだけ心配な気持ちが溢れたが今は現れた敵に集中しなければ

どうやらサーヴァントたちがもう目視できる位置まで来ている

慌ててマシュさんと宝具を展開し彼らの攻撃を防ごうとするも、簡単に打ち破られてしまう

もうダメだとくやしさに唇をかみ締めた時だった

｢君たちのおかげで僅かだが回復した

久しぶりだな、邪悪なる竜。二度甦ったなら二度くらわせるまでだ

蒼天の空に聞け！我が名はジークフリート！汝をかつて倒したものなり！！！｣