[喰種]幸せをきみに[FGO] (ページ45)

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いのちページ45

side藤丸立香

何を言ってるのか理解出来なかった

藤丸｢そこまでなだけって｣

｢それに、あの人･･･もう誰かを傷つけるように見えなかった

何かを守るために他者を傷つけることは仕方ないのかもしれない･･･でも、だとしても

あの人の瞳には迷いがあったし、優しさがあった･･･だから、手を伸ばした。

それはいけないこと？｣

ニト｢！！あなたは甘過ぎます

言いたいことはわかりました。しかしそのような優しさが通用する世界ではないんです｣

エル｢･･･ねぇA、君の記憶を少し僕らも見てるんだ

君の記憶に出てきたお兄さんも、りぜさんにも、君の代わりがあるようには見えないよ。

また会いたいんだろう？なら、決して君が死んでいいわけないじゃないか｣

諭すような言葉、その言葉に彼は酷く傷ついた顔をした

｢もう、会えないもん｣

モ｢は？何諦めて･･･｣

｢お兄ちゃんにも、りぜにも、みんなにも、もう二度と会えない。

どんな奇跡が起こったとしても、絶対にみんなには会ったらだめなんだよ｣

マシュ｢それは一体どういう意味ですか？｣

モ｢だからってお前が傷ついていいわけねぇだろバカ！！

なんでこうお前ズレてんだよ！痛い事は嫌！死にたくない！とかさ！普通思うだろ｣

｢別に･･･痛み、感じないもん｣

ニト｢！！･･･っでは言い方を変えましょう、同盟者は先程、あちらのライダーが消えるのが悲しいといいました

それなら我々やそちらのマスターが消える事はどう思いますか？｣

｢･･･それはいや｣

ニト｢なら簡単な事です。我々もあなたが傷つくこと、消える事、それらが嫌なのです

悲しいと感じます。だからもっと自分を大切にしてください｣

お願いしますと彼女がAの手を強く握る

モ｢ったく！いいか、俺がいるうちは絶対お前のこと怪我させねぇし死なせねぇからな！ここまできたら意地でも死なせねぇ！｣

エル｢マスターは優し過ぎるというより価値観がぶっ壊れてるのかな･･･
とにかく、簡単には死なせないよ｣

ギル｢ふん、そもそも貴様の命は既に我のもの
勝手に捨てようなどと適当に扱うでない｣

それに

ギル｢そんなにも命が惜しくないのであれば我に今ここで捧げよ！｣

｢･･･それはなんとなく嫌｣

ギル｢ふん！生意気な、それならば精々雑種らしくせいにしがみついてみせよ。

いいか次は無いぞ、次に命を無駄にしようものならすぐさま宝物庫に入れてやろう｣