[喰種]幸せをきみに[FGO] (ページ44)

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マルタページ44

マル｢そう、ここまでのようね｣

ジャン｢マルタ、あなたは｣

マル｢手を抜いた？んなわけないでしょバカ

これでいい、これでいいのよ。全く聖女に虐殺なんてさせるんじゃないわよ｣

呆れたように、それでいてどこか安心したように微笑む彼女に手を伸ばす

なんでかはわからない

でも、誰かが消える事は悲しいから。

エル｢マスター！なにを･･･｣

｢あなた、きえるの？｣

マル｢！ええ、何あんた泣きそうになってるのよ。私達は敵よ？｣

｢敵だとしても･･･目の前で誰かが消える事に･･･悲しむ事はいけないこと･･･？｣

マル｢！！(この子･･･)いえ、私が間違えていたわね

そんな事ないわ。あなた名前は？｣

｢平子A｣

マル｢そう、私はマルタよ。これであなたと私の縁は結ばれた

今度召還されるならあなたみたいに純粋で汚れの無い人が良いわ。

マスターがこんなに優しいなんて、あなた達も大変ね

A、何も知らないようだから教えてあげる。私は死ぬのではない

元いた場所にかえるの。英霊とはそういうものよ

消滅では無いわ｣

｢そうなの･･･？｣

マル｢ええ。そしてまたどこかに喚ばれる。いつか貴方とはまた会える気がする。

あなたのその優しさが貴方を殺さないように祈ってるわ｣

ぽんっと頭を撫でられ驚くと彼女はつづけた

マル｢最後に教えてあげる

竜の魔女が操る竜にあなた達は勝てない

あの竜種を越えるにはリヨンに行きなさい

竜を倒すのは聖女じゃない古来から竜殺しと言われているわ。

次はまともに召喚されたいものね。｣

また、どこかで

そう言って彼女は消え去った

そして

ニト｢あなたは！何をしているんですか！！！｣

張り上げられた声に振り返ればニトクリスは酷く怒ったようにまゆを釣り上げていた

｢ニトクリス･･･？どうか、したの･･･？｣

ニト｢どうかしたではありません！敵に召還されたサーヴァントに！しかも狂化までされた相手に何故あんなにも近付いたのですか！

殺されても当然の行為を貴方はしたのですよ！理解していますか？！｣

モ｢落ち着けって、でもこいつの言ってる意味は間違えてねぇ。お前死んだらどうすんだ｣

｢･･･そこまでなだけ･･･｣