[喰種]幸せをきみに[FGO] (ページ25)

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強さとはページ25

sideエルキドゥ
僕を呼んだマスターは面白い子だった

何にも染まらないような純粋な目になによりいろんなのを見てきたけどその中でもずば抜けて整った容姿

そして魔力が一流

まさかギルまで呼んじゃうのは驚いたけど

それも彼らしさなのかな。

藤丸立香という他のマスターを気に入っていて他のサーヴァントもみんな彼に懐いていた。

まぁ可愛いからね

あれでいて脳筋みたいなところあるし

相手はさすがに人間だしあっという間に逃げ出してマスターの元へ行けばなにやらモードレッドとギルが言い合いをしていた

モ｢だから！おまえアーチャーなんだろ！？お前も戦えよ！｣

ギル｢ふん！この程度の事で我の宝物庫を使う必要などない！｣

モ｢めんどくせぇ！！A！こいつとっとと返還しようぜ！邪魔だ！いるだけでなんか腹立つしな！｣

ギル｢ハッ！付け上がるなよ雑種如きが！不敬にも程がある！我を誰と心得る！｣

モ｢うるせぇな！どーせ王様だーだのなんだの言いやがって！｣

似たもの同士なのかな？ニトクリスなんかハラハラしてるし

マスターは･･･何をしてるんだと彼を見れば彼はしゃがみこんでいた

エル｢A、何してるの？｣

｢！！驚いた･･･｣

ぱちぱちと大きな目を瞬かせるが無表情なためほんとに驚いてるの？と思ったがこれが彼の中での最大のリアクションなのだろう

少しずつわかってきた気がする。

なんだか可愛いなと頭を撫でればほんの少しだけ気持ちよさそうに細まる瞳に微笑む

エル｢しゃがみこんでいたけど、具合でも悪い？｣

｢ううん･･･足音聞いてた･･･｣

足音？とたずねれば頷いた彼は続けた

｢みみ、人より良いから聞こえる･･･逃げた方向･･･多分東に1キロ･･･もうすこし先･･･2キロくらい先に集まってる｣

エル｢聞こえるの？｣

｢ん。いこう｣

ずっと立ち上がり手を掴んできた彼に驚いたが彼は普通そうで

少し子供っぽいところあるみたいだな

｢ねぇリツカ･･･こっち･･･｣

藤丸｢え？どうかした？てゆーか無事だった？｣

｢うん･･･こっちに逃げてった･･･早く急ごう･･･｣

藤丸｢え、わかるの？｣

｢うん。はやく｣