[喰種]幸せをきみに[FGO] (ページ3)

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ギフトページ3

くらい世界で1人の少年が泣いている

膝を抱えて、ひとりぼっちで

あれは僕だ

小さい頃のひとりぼっちだった僕だ

あれ？僕死んだはずじゃ

そう理解した瞬間意識は浮上した

｢ここは｣

真っ暗な闇のような場所

そこには白い光があった

あるというよりいた。

｢ようこそ。Aさん。僕はこの世界の神だ｣

神？声を出して聞き返したいのに声が出ない

しかしそれは彼に届いたのか彼は頷いた

｢君はたった今命を終えた。君の人生はとても過酷で悲しかったね。

君は世界を恨んでいるかな？｣

恨んでいると言われて考える

確かに辛いことも沢山あった人生だった

だからといって誰かを恨んだり、そんな事は無い

辛いことが沢山あったからこそ人の優しさを知った

喰種の辛さも知った

ぜんぶ、ぜんぶ、愛してた

｢そうか。君には英雄となってもらおうと思っていたけど･･･うん。決めたよ君はそのままでいってもらおう｣

どういうこと？

｢今から君にはまた命を与える。

でも勘違いしないで、生まれ変わりではないから。

新しい生命を与えるわけじゃない

身体も、全部新しく入れ替えじゃない

君の体を戻すんだ。君が17歳の時に戻してあげる

そして君には新しい力をあげようどんなものがいい？

全てを切り裂く力？すべてを壊す力？｣

力･･･それなら全てじゃなくていい。誰かを、大切な人を守れる力が欲しい

｢そうか。なら君には攻撃を弾く力、そして戻す力を与えよう。

しかし無理に酷使すれば寿命は削られる。

次またそこまでたどり着けるのか分からない。

だから次の人生は自分のために生きなさい｣