[喰種]幸せをきみに[FGO] (ページ19)

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すきページ19

術ク｢ほー？つまり！そいつのこと好きだったってことか？｣

ニヤニヤと笑いながら絡めば彼は目を丸くし

｢･･･うん。好きだった･･･でも･･･けんが幸せになってくれるなら･･･なんだって良かった･･･｣

ニト｢そんなに大切に思っていたのですね。｣

ロマ｢へぇー、彼は人間だったのかな？｣

｢･･･うん。人間だった･･･

何も出来ないのは嫌っていつも言ってて･･･

優しかった。だから･･･力になりたいって思った｣

大切な思い出を噛み締めるように語るその姿に心打たれた

｢でも･･･何も出来なかった･･･そばにいて

けんのこと･･･肯定するしか出来なかった。

結局自己満足でしかなかったのかも知れないけどね･･･｣

モ｢そんな事ねぇだろ。誰かがそばにいるってのは力強いもんだぞ｣

｢！ありがとう｣

藤丸｢Aは優しいんだね。それにけんさんが羨ましいや。

そんなに誰かに思われてるなんて。｣

エル｢ふふ、確かにそうだね。滅多にそんなにおもわれることはないだろうし

Aは結構色々考えて行動するみたいだ｣

｢そんな事ない･･･僕は人間･･･ううん、人間にもなりきれないような人だから･･･

いつも足引っ張ってばっかりだったもん･･･

優しくなんかないよ。ほんとに優しいなら･･･

けんのそばにいない方が良かったって分かってるもの･･･｣

藤丸｢そうかな？でも、俺が知ってる限りじゃAは優しいとおもうよ。｣

｢優しくなんか･･･

それに･･･僕みたいなものが･･･けんのそばにいることが

幸せを願うこと自体間違えだって･･･わかってる。｣

二｢！そんなことありません！誰かに言われたのですか？？！｣

｢まえね･･･｣