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ついに試合が始まった
相手の1番がすげー跳んだことに一瞬驚いたけど、すぐにブロックに入ったのでドシャットできた
「すげー跳ぶな」
「あいつ試合前に俺に向かってとべるって言ってきたんだ」
「飛雄あの子と話したのかよ」
「ハッタリだと思ってた」
「バネ半端ないな」
1セット目はほぼ英のサービスエースで終わった
「サーブ打ちすぎて疲れた…」
「何本打ったかわかんねーな。お疲れ」
「効率よく燃費よくが俺のモットーなのに…」
「1セット目はほぼ英しか働いてないからな」
「はぁ…」
2セット目に入って少しずつレシーブが返って来るようになり、俺らのミスが目立ち始めた
「もっと早く！！」
その一言に英と勇太郎は不満を募らせ小言をつぶやく
金田一「相変わらず今日も無茶振りトスだな」
国見「相手のブロックいないも同然なのに、何マジになってんだよ」
影山「じゃあお前らが本気でやるのはいつだよ！決勝か？！」
「飛雄怒りすぎ、次俺にトス上げて？ちゃんと打つから。それで一回落ち着け？」
影山「………」
全然納得いってないけどとりあえずその場は凌いだ
「勇太郎も英もあんま刺激すんな」
金田一「わり…」
国見「だって…」
「いいから。とりあえずクレームはあとでな」
そして次のサーブもサービスエースとなり北一のマッチポイント
雪ヶ丘の1番のスパイクを勇太郎がワンタッチしたので急いでカバーに入るがボールは上がらなかった
影山「国見！最後まで追えよ！」
国見「わ、悪い…」
「飛雄、今のは俺があげられなかったから俺のミス」
影山「でも国見が追ってたら間に合ったかもしれないだろ！！」
国見「分かってるけど、この点差がひっくり返る奇跡なんて…」
影山「今の1点は取られたんだ、あいつに点を取られたんだ！！」
「はい、じゃあ取られたら取り返そうね？相手のサーブ待ってるからとりあえず戻れ」
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作者名：まー | 作成日時：2023年1月14日 20時
