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飛雄ともほぼ毎日バレーをしながら進学先の話もしてた
「A」
「なに？」
「俺白鳥沢から推薦来なかった、だから一般受ける事にする」
「おー、ちなみに勉強してんのか？」
「いや……」
「ひとつ言っとくが、白鳥沢は頭良いぞ？」
「…そうなのか？」
「…なんも調べてないのか？」
「バレーのこと以外は何も」
「アホだ…ちなみに公立はどこ受けるんだよ」
「烏野」
「同じだ！」
「烏養監督が復帰するからか？」
「いや、千鳥山のベストリベロがいた」
「そうなのか」
「お互い頑張ろうな」
「ちなみにAの私立は青城か？」
「おう。けど、俺んちは母子家庭だから私立はあくまでも滑り止め」
「そうか」
「私立の試験のが先だから結果出たら教えて」
「Aもな」
数ヶ月後、俺は無事青城も烏野の進学コースも受かった
その事を飛雄に報告しに行くと、飛雄は白鳥沢の一般受験はもちろん落ちて烏野の一般コースは受かったらしい
英と勇太郎にも報告したら少し寂しそうな顔をしていた
「高校…違うんだな」
「勇太郎が泣いちゃいそう、どうしよう」
「泣かねーよ！」
「ちょっとウルウルしてただろ」
「英はもう少し悲しそうにしてくれてもいいぞ？」
「Aだって寂しそうじゃないじゃん」
「え？寂しいに決まってるだろ」
「何、素直じゃん怖っ」
「うるせーよ。青城は及川さんも岩泉さんもいる。OSで花巻さんや松川さんとも仲良くしてもらったし…絶対楽しいだろ…」
「俺らに未練タラタラだな」
「かもな。ストーカーになったらごめん」
「一緒に風呂入るところまでなら許してやる」
「待て、風呂入るより先のストーカーって何だよ」
「一緒に寝る？」
「勇太郎、英がおかしくなった」
「国見も寂しいんだよ」
「うるせー寂しくないし」
「悲しい、俺は寂しいのに」
「キモ」
「辛辣」
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作者名：まー | 作成日時：2023年1月14日 20時
