北川第一の中間管理職【男主】 (ページ12)

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翌日の試合も全て勝ち残り、残すは決勝のみとなった

相手は光仙学園

試合が始まりブロックもちゃんとスパイカーに着いてきて飛雄がどんどん焦っていくのが分かる

「飛雄！トス早い！！」

「このくらいじゃなきゃブロック振り切れねーだろ！」

「俺らがボールに追いつかねーんだよ！」

思わず試合中に怒鳴ってしまった

「…悪い」

「頼む、もう少しゆっくり上げてくれ」

だけどすぐに切り替えられるはずもなく、俺に向かって早すぎるトスが上がる

「っ！！」

空振らないようにするために、早めに助走に入るとトスと合わなかった

しかし、相手コートにボールを返す事だけを考え変な体勢になってボールに触る

…やばい、と思った時にはすでに遅く俺はそのまま支柱に突っ込んだ

笛が鳴って北一に点が入ったことが分かったが、周りはそれどころでは無さそうだった

「「「A！！！」」」

みんなの声は聞こえてるが、頭をぶつけたせいでクラクラして反応が返せない

そのまま担架を呼ばれて俺は医務室に運び込まれた

医務室で会話が出来るようになるまで回復したが、念のため救急車で病院に行く事になった

決勝で負けたと知ったのは家に帰ってからだった…