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赤井沢「A今日こっちのセッターな」
『はーい!じゃあ蛍向こうチームね、あきくんはこっちー』
高さでは勝てない蛍のスパイクをディグで取ったり、セッターとしてブロックを振り切ったりと、いつもよりワクワクしながら練習している私がいた
休憩中にあきくんがドリンクを持って隣に座った
明光「なんかAちゃん楽しそうだな、今日」
『多分蛍がいるからだね!』
明光「え?そういう感じなの?恋仲なの?」
『言い方がおじさんくさい…違うよ。蛍が今殻を破ってる途中だから、見守ってきた身としては楽しみで仕方ないの!』
明光「ほー、ちなみに蛍と俺ならどっち派?」
『え、蛍』
明光「即答?!なんで?!?!」
『えー、普段お姉ちゃんをやってるからかもだけど、誰かに甘えるより甘えられた方が嬉しいなーって思うから?かな?』
明光「…え……蛍って甘えるの………?」
『え?結構っ!!!』
月島「余計なこと言わないでください」
『っー!!もう!急にタオルで顔押さえないで!!』
明光「蛍クン、Aちゃんにどんなふうにアマエルノ?」
月島「そんなことしてないけど」
『えー?そう?』
月島「Aさん!!」
『はーい、蛍に嫌われたく無いから、あきくんには内緒ー』
明光「俺も知りたい!蛍に甘えられたい!!」
月島「気持ち悪いんだけど…」
休憩が終わってからもあきくんの甘えられたいコールは止まらなかった
月島「兄貴うるさい」
明光「…思春期だ…」
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作者名:まー | 作成日時:2023年1月7日 12時