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160点 ページ29



赤井沢「A今日こっちのセッターな」


『はーい!じゃあ蛍向こうチームね、あきくんはこっちー』


高さでは勝てない蛍のスパイクをディグで取ったり、セッターとしてブロックを振り切ったりと、いつもよりワクワクしながら練習している私がいた


休憩中にあきくんがドリンクを持って隣に座った


明光「なんかAちゃん楽しそうだな、今日」


『多分蛍がいるからだね!』


明光「え?そういう感じなの?恋仲なの?」


『言い方がおじさんくさい…違うよ。蛍が今殻を破ってる途中だから、見守ってきた身としては楽しみで仕方ないの!』


明光「ほー、ちなみに蛍と俺ならどっち派?」


『え、蛍』


明光「即答?!なんで?!?!」


『えー、普段お姉ちゃんをやってるからかもだけど、誰かに甘えるより甘えられた方が嬉しいなーって思うから?かな?』


明光「…え……蛍って甘えるの………?」


『え?結構っ!!!』


月島「余計なこと言わないでください」


『っー!!もう!急にタオルで顔押さえないで!!』


明光「蛍クン、Aちゃんにどんなふうにアマエルノ?」


月島「そんなことしてないけど」


『えー?そう?』


月島「Aさん!!」


『はーい、蛍に嫌われたく無いから、あきくんには内緒ー』


明光「俺も知りたい!蛍に甘えられたい!!」


月島「気持ち悪いんだけど…」


休憩が終わってからもあきくんの甘えられたいコールは止まらなかった


月島「兄貴うるさい」


明光「…思春期だ…」


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作者名:まー | 作成日時:2023年1月7日 12時

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