152点 ページ21
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…春高一次予選前日
武田「明日の予選で2回勝てば10月の代表決定戦へ進出できます。この一次予選を突破した8校に、更に強豪8校を加えて10月の代表決定戦となります」
翔陽が2回しか試合出来ないことに不満そうだったけど、試合免除と聞いて興奮していた
谷地「い、いよいよ公式戦すか…きっ、き、緊張してきた…」
『仁花ちゃんは初めての大会だもんね』
清水「私たちには、最後だ」
『あ、潔子仁花ちゃん泣かした』
清水「！！ゴメンゴメン、涙目にならないで！！」
谷地「なってないっす！蚊が入っただけっす！」
『蚊が？！』
仁花ちゃんの可愛い誤魔化し方に思わず笑ってしまった
家に帰って明日に向けて準備をしていると蛍から電話があった
『もしもし？』
月島「こんばんは。今大丈夫ですか？」
『うん、どうした？』
月島「さっき久しぶりに帰ってきた兄ちゃんと話しました」
『おぉ、あきくん帰ってきたんだ！それで？』
月島「兄ちゃんにもバレーにハマる瞬間があったみたいです」
『そうだったんだね』
月島「気が済むまで、本気でやれる場所にいたいって…」
『うん』
月島「なんとなく、納得できました。みんなが��たかが部活��に本気になる理由」
『蛍なりの答えが出たんだね』
月島「でも、まだハマってないので兄ちゃんのチームに行ってみようと思います。一緒に行ってもいいですか？」
『もちろん！あきくんには言った？』
月島「言ってません」
『わかった、内緒にしとこう！驚く顔が見たい！』
月島「分かりました。それだけなので…」
『うん、じゃあまた明日ね？ゆっくり休んでね』
月島「はい、また明日」
蛍の中に出来た蟠りはあきくんの事を尊敬するが故だった
だからこそ、あきくんに解消してもらえてよかった
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作者名：まー | 作成日時：2023年1月7日 12時
