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その後、田中がブロックの事を心配して大地や影山と話し込んでいるが、日向本人には何も聞こえてないようだった
『日向?ブロックは…』
日向「ハイ!おれ頑張ります!!高校で初めて6人でやる試合だし!いっぱい点とって!囮もやって!!サーブも!ブロックも!クイックも!!全部っ……」
『日向がショートしたー!!!大地ー!!!』
月島「…あの…」
ショートした日向に気を取られていると、月島が声をかけてきた
『ん?どうしたの?』
月島「木兎さんって王様と仲良いんですか?」
『王様?飛雄か。んー、後輩の中では良い方だと思う』
月島「…そうなんですね」
『ってか木兎って久しぶりに呼ばれた!みんなAって呼んでるし下の名前でもいいよ?バレーしてたらいつか同じ苗字の選手に会うかもしれないし!』
月島「同じ苗字?」
『私の双子の弟、バレー部なの。だからもしかしたら試合で会うかもしれないからさ!』
月島「そうなんですか、ってか双子なんですね」
『そう!強制じゃないから月島が呼びやすい方で呼んで?』
月島「はい」
…月曜日放課後
更衣室で着替えてから潔子と一緒に歩いている
『昨日の日向のままだと明日が心配だね、大丈夫かな?』
清水「んー、どうだろう。菅原とかが何か声かけても届いてなさそうだよね」
『まぁ、どうにかなるか』
潔子とスクイズとタオルを持って体育館に向かうと部室棟から
女テニ部員「何やってんのよ!田中!!!!!!」
『田中が怒られてる…』
清水「ほっとこう」
田中「日向!それ俺のジャージだよ!!」
『日向ズボン落ちてパンツ見えちゃいそうになってるよ』
清水「…ほっとこう」
『ウイ。』
私たちは何も見てないフリをした
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作者名:まー | 作成日時:2022年12月30日 21時