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烏養「ファイナルセット、スターティングは菅原で行こうと思う」
菅原「ハイ」
烏養さんの言葉を聞きながら、バテかけの飛雄はエネルギーゼリーで栄養補給してた
「戻ってこいよ」
「当たり前だ」
普段とは逆の声掛けに少し違和感を感じるが、心からの言葉だった
ファイナルセット試合開始直後、五色くんの良いサーブが俺のところに飛んでくる
「スンマセン!」
少しレシーブが乱れてしまったが、菅原さんが丁寧に旭さんにセットし直し得点に繋がった
「すみません、ありがとうございます!」
菅原「大丈夫!旭が決めてくれるらしいから!」
東峰「おう」
「あざす!!」
何点か後に旭さんのサーブで相手が乱され天童さんのスパイクがネットにかかる
菅原「オーライ!」
「「「!!」」」
菅原「西谷ァ!!」
菅原さんがファーストタッチだったので西谷さんからのジャンプトスにスパイカー全員が助走を始める
そのまま菅原さんが自身でスパイクを決めた
菅原「うぉあああああ!!」
「ナイスコースです!!!」
しかしその後牛島さんに4点も取られて4-6で逆転されてしまい、牛島さんのサーブがネットインになる
キャプテンのフォローと蛍のワンタッチが繰り返され、俺に上がったトスに天童さんが着いてくる
「っらぁ!!」
天童さんのブロックのさらに内側にインナースパイクを打つがリベロに拾われてしまう
「良いポジション取りしてやがるっ!」
そして牛島さんのスパイクが打ち込まれアウトかと思ったが、ボールタッチありの判定で白鳥沢の得点になった
「どんま………蛍?」
月島「くそっ」
「っ!手!!」
月島「………」
牛島さんのスパイクを止めた時に小指と薬指の付け根を切ってしまったらしい
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作者名:まー | 作成日時:2023年4月14日 11時