烏野の理性と本能の中間管理職 5【男主】 (ページ8)

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日向が戻ってきて蛍と菅原さんがサーブの交代する

相手に揺さぶりをかけながら得失点を繰り返し、大平さんのサーブがネットインになったところを西谷さんがフォローする

影山「A！！」

飛雄から少し乱れたトスが上がる

＂どんなトスでも決めてみせる！！＂

天童さんと白布さんの二枚が着いてきたのを確認して、少し視線をインナーに向けながら白布さんの横をストレートで抜いた

「ッシ！！」

「「「Aナイスキー！！」」」

今の一点で27-28になり、飛雄のサーブが回ってくる

菅原「影山思いっきしいったれ！！」

「ナイサー一本！！」

冷静に白鳥沢陣形を見て軟打のサーブを打ち、烏野にチャンスボールが返ってくる

しかしサーブ後にすぐにセットした飛雄のトスは乱れ、日向の右手まで若干距離が足りない

「フォロー！！」

俺は叫びながら走り出したが、日向はそのまま左手でボールに触れて相手コートに返球した

「「「シャアアアアア！！」」」

烏野がブレイクし、セットカウント2-2でファイナルセットまできた

ただ、ファイナルセットは15点で終わってしまうので1点の点差が命取りになる

「…アドレナリン全開…」

月島「今日凄いジャン」

「ここで先輩たちのバレーを終わらせる訳にはいかないからな」

月島「…そうだね」

「あと15点、肉離れになってでも跳んでやる」

烏養さんからはまだ交代の指示が出ないので最後まで出られる嬉しさを感じながら、頭をリセットする