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飛雄の思わぬ発言に西谷さんが跳びかかる
西谷「なんだって？？」
影山「バックアタックの助走の邪魔してます」
「相変わらず咄嗟の一言が刺々しい…」
西谷「………なるほどな！！！」
菅原「全然気づかなかったなー」
縁下「プレー中に気づく影山も、言われてすぐ思い当たる西谷も凄いですね」
山口「…西谷さんにあんな風に言うのが凄い…」
「本当に。先輩だぞ」
山口「いや、それもそうなんだけど…」
田中「にしても言い方ってもんがあるだろうが」
影山「…他にどういう言い方がありますか」
田中「………」
田中さんまで怒らせていて、コート全体の雰囲気が悪くなっていた
「戻ってくんなよ。お前は変わったぞ飛雄」
山口「A…」
脳裏をチラつく嫌な記憶が再び目の前で起こらないことを祈るばかりだった
しかし飛雄の口数が今まで以上に減り、真剣に考え込む様子が増えた
そして旭さんのスパイクミスが何本も重なった時、飛雄が珍しく旭さんに意見した
月島「わざわざユースの合宿に行った結果が��王様��に逆戻りだったりして」
影山「…………」
「飛雄……」
侑さんと話をして飛雄の言われた��おりこうさん��の意味が分かるからこそ、あいつが今苦しんでいる理由を教えてあげたくなる
だけど俺が教えるんじゃなくてあいつが気づく事で、おりこうさんを脱却して欲しいとも思ってしまう
王様になった事で飛雄にとってのトラウマが出来てしまった
でもあれは飛雄だけのせいじゃなくて、周りも合わせなかったし俺も少し諦めてたところがあって全員に非がある
だけど��トスを打ってもらえない��という過去が飛雄をおりこうさんにしているのなら、払拭するには今しかない
頭の中で色々考えながら結局俺は今でも傍観者で、何も変わっていなかった
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作者名：まー | 作成日時：2023年4月14日 11時
