烏野の理性と本能の中間管理職 5【男主】 (ページ34)

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コーチ「集合！」

「「「はい！」」」

コーチ「じゃあ監督、一言お願いします」

雲雀田「はいはい、えーっとオジサン達の話は聞き飽きてると思うんで手短に。＂日本、高さとパワーの前に破れる。＂なんて決まり文句はもう古い」

「「「…………」」」

雲雀田「あらゆる事は＂備わっている＂ものではなく、＂発揮＂されるものだ。世界を相手に暴れてくれ。バレーボールはもっと面白いと証明しよう」

「「「はい！」」」

ついに練習が始まった

まずは簡単な自己紹介をしてからゲーム形式に入る

「よろしくお願いします」

侑「よろしくな」

星海「よろしく」

俺のチームには宮さんと星海さんがいた

ちなみに飛雄は相手で佐久早さんや古森さんと組んでいた

「(星海さん、日向とそんなに身長変わらないのにすげえ)」

数プレー見ただけで分かる跳躍力に俺は驚いていた

そして何より…

侑「ほい」

「はい！(あ、まただ…)」

宮さんのトスに今まで感じたことのない感覚を覚えた

相手コートでは飛雄がいつもの癖でアタックラインからのトスを上げて、みんなが固まっていた

影山「(やべ)」

「ふはっ」

古森「まぁまぁ最初だし？」

影山「クセでつい、すみません」

侑「フッフ、Aくんよくあのトス上がるん？」

「そうですね」

侑「おもろいな」

「？？」

その日はそのままゲーム形式を続けて練習が終わった