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「この前月島に打てるトスじゃなくて、打ちたいトスをリクエストしてみろって言われたんです」
岩泉「当たり前だろ」
「リクエストした結果、勝ちに必要ならいくらでもあげるって言われて正直ビビっちゃったんですよね」
及川「…飛雄ちゃんも変わらないねー」
「いや、あいつは変わってるんですよ」
及川「そう？」
「勝ちに必要なら上がるんだから喜ぶべきなんです。俺が自分の実力に自信を持てないだけなんです」
花巻「まぁでもスパイカーとして勝ちに必要ならって言われるとプレッシャーはあるわな」
「でもその一言のプレッシャーに負けてるようでは強くなれないんです」
松川「それも一理ある」
岩泉「それでどうすんだ」
「…バレーにハマれそうな場所に呼ばれたので行って来ます」
「「「？？」」」
及川「え？！遠くに行くの？！？！」
「いや、東京です」
花巻「十分遠いわ」
岩泉「合宿か？」
「はい。ユースの強化合宿に」
「「「「はぁ？！？！」」」」
及川「えっ、ユースってあのユース？！」
岩泉「日本代表のか？！」
花巻「お前実はかなりヤバい奴だったんだな」
及川「一人で？！」
「あ、飛雄も一緒に」
松川「及川の後輩おっかねぇー」
「なのでやれるところまで自分でやってみます」
及川「今までずっと飛雄のトスで跳んできたんだ、色々なセッターのトスを経験して変わるといいね」
「はい」
花巻「…にしてもユースか」
岩泉「すげえなホント」
「俺も実感湧かないです」
松川「東京土産楽しみにしてるな」
「遊びに行くわけじゃないのに…」
松川「嘘だよ」
及川「Aの成長が楽しみだね！」
「ありがとうございます」
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作者名：まー | 作成日時：2023年4月14日 11時
